枕草子 第十六段 みささぎは小栗栖の陵
陵は、
小栗栖の陵、
柏木の陵、
雨の陵。
取り上げられている御陵の場所について、いくつかの推定がされていますが、いずれも確定に至っていないようです。
また、「何々は」という幾つかの章段で、三つだけ上げられているのが目立ちますが、これは、掛け物で三副揃ったものを一対とする「三副対」という美形式からきていると考えられています。
それにしても、天皇や皇后などの数多い御陵の中からこの三つを選んだのは、少納言さまにとって格別の思いがある御陵だったと想像しますと、場所や祀られている人物を確定できないことがまことに残念です。
陵は、
小栗栖の陵、
柏木の陵、
雨の陵。
取り上げられている御陵の場所について、いくつかの推定がされていますが、いずれも確定に至っていないようです。
また、「何々は」という幾つかの章段で、三つだけ上げられているのが目立ちますが、これは、掛け物で三副揃ったものを一対とする「三副対」という美形式からきていると考えられています。
それにしても、天皇や皇后などの数多い御陵の中からこの三つを選んだのは、少納言さまにとって格別の思いがある御陵だったと想像しますと、場所や祀られている人物を確定できないことがまことに残念です。