枕草子 ちょっと一息
『をかし』は、いと『をかし』
枕草子を読みたい。それも、何としても全段を読破したい。その思いだけで、本稿をスタートさせました。
今回は、ちょっと一息入れまして、『をかし』について考えて見ました。
私が使っている古語辞典は、ごく初心者用のものですが、その『をかし』の項目には、「枕草子は『をかし』の文学である」と特記されています。
個人的な意見としましては、そんなに簡単に結論付けられるのは少々面白くないのですが、『をかし』という表現が、枕草子を大変特徴付けていることは確かなように思います。
さて、そこでですが、この辞典によりますと、『をかし』の意味として、「おもしろい・趣がある・風情がある・賞すべきである・すぐれている・みごとだ・かわいらしい・こっけいだ・笑いたくなる」が現代語訳としてあげられています。
他にも、解説書などを見ますと、「うつくしい・優雅だ・たのしい・ 立派だ・おかしい・奇妙だ」なども、『をかし』に対応させている場合があります。
枕草子を読んでいく中で、『をかし』に出合った場合、現代の言葉としてはどの言葉をあてはめればよいのか、それを考えるだけでも大きな楽しみとなります。
まあ、常識的な理解の仕方はあるのかもしれませんが、少納言さまが私たちに伝えてくれているのは、あくまで『をかし』なのですから、人それぞれに違うニュアンスで受け取るのも間違いではなく、それこそが少納言さまの考えかもしれませんよ。
『をかし』は、いと『をかし』です。『をかし』を大いに楽しみましょう。
『をかし』は、いと『をかし』
枕草子を読みたい。それも、何としても全段を読破したい。その思いだけで、本稿をスタートさせました。
今回は、ちょっと一息入れまして、『をかし』について考えて見ました。
私が使っている古語辞典は、ごく初心者用のものですが、その『をかし』の項目には、「枕草子は『をかし』の文学である」と特記されています。
個人的な意見としましては、そんなに簡単に結論付けられるのは少々面白くないのですが、『をかし』という表現が、枕草子を大変特徴付けていることは確かなように思います。
さて、そこでですが、この辞典によりますと、『をかし』の意味として、「おもしろい・趣がある・風情がある・賞すべきである・すぐれている・みごとだ・かわいらしい・こっけいだ・笑いたくなる」が現代語訳としてあげられています。
他にも、解説書などを見ますと、「うつくしい・優雅だ・たのしい・ 立派だ・おかしい・奇妙だ」なども、『をかし』に対応させている場合があります。
枕草子を読んでいく中で、『をかし』に出合った場合、現代の言葉としてはどの言葉をあてはめればよいのか、それを考えるだけでも大きな楽しみとなります。
まあ、常識的な理解の仕方はあるのかもしれませんが、少納言さまが私たちに伝えてくれているのは、あくまで『をかし』なのですから、人それぞれに違うニュアンスで受け取るのも間違いではなく、それこそが少納言さまの考えかもしれませんよ。
『をかし』は、いと『をかし』です。『をかし』を大いに楽しみましょう。