都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

あなたの会社が理不尽な理由(清水勝彦):入門用と広い視野に便利な文献紹介本

2016-11-27 04:33:08 | マクロ経済

 著者は慶応のMBA教授、有名著作をまとめて便利で入門に最適。知見は:

・パーキンソンの法則:the Low of Triviality 「些末の法則」 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%87%A1%E4%BF%97%E6%B3%95%E5%89%87 

・一人の創業者は「友達の信頼も得られない」と嫌われる→創業できない

・一部の事実で都合よく加工したデータが多い:駅から遠い住宅は「閑静な住宅街」、1階物件は「騒いでも階下に人がいないから大丈夫」

・才能ではなく、重要な要素は「一万時間の厳しい練習」

・リーダーは目的の重さを知る、「大聖堂を作っている」と思う大工が「煉瓦を積んでいる」と思っている大工よりやりがい、面白さがある

・カウンセラーは共感、傾聴、関心

・自信とは自然にふるまえること

・アイデンティティがはっきりしている人ほど国際化

・胡散臭い通説(Myth)とはなぜか当たり前になっている仕組み、会社の施策で同質化と横並びを生む

・The Logic of Confidence and Good Faith: 経営者は社員を信頼、現場は誠実に業務遂行という関係、これがないと本音と建前が使分けできない

・一日で分かるMBAは一日で分かったつもりになるMBA

・That’s Obvious! , That’s Irrelevant! , That’s Absurd! 当たり前だ、関係ねーよ、ばか言うな

・社内でコミュニケーションが取れないのが、他社よりよほど恐ろしい

・Legitimacy (社会的信用):得るには常識が必要だが、それだけでは成長しない

・意思決定のスピードは必要なのは、遅いとタイミングを逃すから

・戦略プランニングは戦略プログラミングだった、リーダーが日々考える長期進化の対応継続

・失敗から学ぶ、失敗しないのも問題(逃げている)

・MVP Minimum Value Product 実用最小限の製品 これから考える

・ネガティブの力は強い、受けるし、評価ひっくり返しに前向きの2.5倍は力がある

・キケロの演説「何と雄弁!」、よりデモスケスの演説「みんな行進しよう!」こうあるべき

・競争相手が多いと顧客が集まってくる(一定を越えると競争となり業績低下となる)→クラスター理論と同じ、適度な集積と過度でない競争が安定市場の形成

 ためになります。子供に贈った

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