はしもと（京都 長岡天神）：お得な街場の穴場の鰻

　夏の疲れが一気に出そうな初秋。鰻を食べたくなり長岡天神で途中下車。鰻丼（上）2,200円は肝吸いとお新香付、ビールは600円。

　夕方、ビールを飲みながら20分ほど待つとお重が。お重の短辺側に沿い2切れが並ぶのは幅広鰻か。蒸しは浅め、焼きも浅めの肉厚な鰻。お腹の方は泥臭さも感じて山椒を多めに。力強い鰻で、ごはんも丁寧。びっくりしたのはどぼ漬けの白菜と胡瓜のうまさ。鰻のお味に新しい刺激になる。尾っぽはあっさりで楽しめる。肝吸いの肝も柔らかで味わいがある、出汁もすっきりしているが旨味があり気に入った。

　2,200円はお値打ち。お手軽で穴場なのは早稲田の　すず金みたいなお店だ。なお、金魚好きらしく水槽や解説がある。

　今度はテニス帰りに注文できる大盛、タレ多めを楽しんでみよう

天外天（熊本 阪急うめだ本店 催事）：19時開店のストロング系ラーメンは昼には重い

　阪急うめだ本店の催事で860円のラーメンを。軽めの量で細めの麺だが、表面をまずニンニクチップが、さらに脂が５㎜は覆う。その下のスープは白湯で旨みが強い。麺は軽めだが、ニンニク、脂、スープでこってり。掬い上げ、絡み上げ式で独自の世界。胡椒を入れ、ニンニク醤油漬けのスライスを入れても味が変わらない。木耳繊切がさっぱり味と歯ごたえで変化に。

　チャーシューは三枚肉の柔らかな絶品。ご飯にのせてもおいしいだろうと思った。

　ストロングなニンニクと脂は「飲んだ後」の夜のお味。それにしてもこの脂は二郎やホープ軒系よりあっさりだが胃に堪える。

　独自なお味であり、つぎ頼むなら「脂ぬき」にしたい