まとまりが悪く富士屋ホテル創業者を曽祖父に持つ著者は、知合いをまとめたような内容。まとまりは悪いが知見は:
・日本のおもてなしはおしつけと否定→旅館の泊食分離がないため、近代化できないコスト構造、主人一家との合併会計と仕事
・企業の一泊宴会だよりと婚礼の無礼講型消費の流行と脱却
・「庭のホテル東京」の独自性での成功
・星野は「リゾート運営の達人になる」ビジョン設定
・旅館の「中抜け(時間)」はマルチ・タスク化で無くす(フロント、料飲、清掃、調理)→トヨタの手待ちをなくすのと同じでサーヴィス業のTQC
・過剰なサーヴィスを無くし、夕食はエリアマップを提供した外国人向けの谷中澤の屋旅館
・何もない湯布院は「その土地の暮らしそのものが観光」
・泊食分離の星野リゾートの界も星のやも旅館ではない
泊食分離とスタッフの体制、観光とレジャーのあり方の時代変化、海外観光客の増加と志向など体系的な考察が欲しい。
まとまりのないエッセイのようなもの