正月休みが終わったとたん、ゼミの課題や院試験の勉強、定期テストの準備と時間に追われている息子。
先日、コピー用紙に数式を書き連ねながら、こんなことを言っていました。
「 うちの家は、基本は放任で、英才教育って何かしてたわけでも、系統だった勉強をしたわけでもないけど、うちの環境で育って得したって思うのは、数式とか一見難しそうってものにまったく嫌悪感がないってことかな。
丸バツつけられたり、点数でどうのこうの言われたことないしさ。
周りにぼくよりずっと頭がよかったり、いろんな訓練積んできた人がいるけど、知らない数式が出てきたら、理解するも何も、考える前に思考停止してしまうんだ。
難しい単語が出てきた場合とかも、それがラテン語だったりすると、わからないものを保留にした状態で読み進めたりしない。
その点、ぼくはたいした知識もないけど、物おじせずに海外のどんな難しそうな論文でもざっと目を通しておくし、数字アレルギーがないから、
苦手意識なしに、自分でできるかどうか分析せずに、とりあえず解いてみるだけどさ。
その結果、やってみたけど、結局、できなかったって恥をかくことはあるよ。
そういうときに、わざとあげつらってバカにする人もいる。
でも、一見、不可能に見えるほど難しそうでも、やってみたら案外簡単だったって場合の方がずっと多いよ。」