ずいぶん前に、発達障害ではないけれど 集団行動が苦手な子
という記事を書いたことがあります。
教室での子どもたちの姿について書いたものですが、
別の視点からこのことについて書いておいた方がいいかと思いました。
最近、幼稚園等で集団行動が苦手な子を見ると、即座に
「発達障害ではないか」という眼差しが向けられることが増え、
「この子が?」と思う子が療育に通っているという話を聞くことも多くなりました。
わたし自身は医師でもそうした専門家でもありませんから、
この子は発達障害、この子は発達障害でないと、
白黒つけられる立場ではありません。
でも、子どもの身近にいて、多くの子が成長していく姿を見てきた経験からいうと、
集団行動を難しくする感覚の敏感さが、
ハイリーセンシティブ(HSP)と称される人々のそれと
自閉症スペクトラムの人々とそれとでは、
原因が全く異なるのに、特に幼い間は、
困っている姿だけを見て同じ扱いを受けてしまうことに問題を感じています。
そのことについて、
生まれつき敏感な子ども「HSP」とは? 繊細で疲れやすく創造性豊かな人たち
というブログに非常にていねいに解説してあります。
また同じブログの
創造的な人がもつ複雑で多面的な人格の10の特徴―HSPや解離とのつながりを考察する
解離が学べる絵本「私の中のすべての色たち」―逆境を生き抜く勇敢で創造的な子どもたち
も個性的な子どもを理解する上で大切な記事だと感じました。
年末、ゆっくりパソコンに向かう時間がなくて、
好きなブログの記事の紹介ばかりになってしまいましたが、
わたしもこうした話題では、書きたいことがたくさんあるのです。
来年、時間がある時にじっくり言葉にしたいと思います。
あけましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。
ごあいさつが遅くなってしまいました。秋ユースと個人レッスン(文字に対する拒否反応の件)でお世話になったYの母です。
2017年、子供が集団行動を拒否する姿から小学校生活が難しいかもしれないと幼稚園から言われたことが発端で、先生のブログに辿りつきました。
そこから、心理学を含めて先生のブログで勉強させてもらい、そしてなによりも子供の内面を深く見つめようとすることで、彼をより理解することができたと思います。
それまでは本当に表面的にしか見ていなかった、もしくは私(母)の欲求や理想をバイアスにしてしか彼を見ていなかったのかもしれないと反省しました。
日々目の当りにする現実に対応することで必死なこともありますが、自信を持って悩むこと、簡単に答えなどでないということを肝に銘じて今年も頑張りたいと思います。