4歳の女の子ふたり、★ちゃん、☆ちゃん。
キャンプがしたいというので、段ボールで天窓つきのテントを作りました。
バーベキューもしましたよ。
★ちゃんが、このどでかいテントを持って帰りたいというので、
「★ちゃんのお母さんは、
こんな大きいもの持って帰りたくないというと思うよ」
と説得するものの聞き入れません。
そこで、「★ちゃん、★ちゃんの心の中と、先生の心の中はいっしょだと思う?」とたずねてみました。
「うん」とうなずきます。
「それなら、今、先生は、はやくテントを作らなきゃ、でも疲れちゃったなって思っているけど……」と言うと、
すかさず★ちゃんは、
「私もいっしょ、はやくはやくテント作らなきゃ、でもぅ、疲れたって思ってる」と言いました。
「先生は、このテントはでっかいな。こんなの車に乗らないよって思っているけど、★ちゃんはそう思っているの?」
「いっしょ、いっしょ」と★ちゃん。「でも、車に乗るもん。乗らないと思ってるけど、思ってるけど~乗ると思う」
「そう。それなら、★ちゃんと★ちゃんのお母さんの心の中はいっしょかな?
同じことを考えているのかな?」とたずねると、
「うーん」と自信なげに考えてから、「たぶん、いっしょ」と言い切りました。
「★ちゃんは、このテントを持って帰りたいのよね。お母さんは、このテントを持って帰りたいと思うかな?」
「うーん」とまたもや悩みつつ、「たぶん、いっしょと思う」と言いつつ、かなり自信がない様子……。
4歳くらいになると、少しずつ他人が考えていることと自分が考えていることが違うことがわかりだすのですが、
まだ あいまいなところもあって面白いです。真剣に悩んでいますから。
もうひとつこんな面白い会話が……。教室のセキセイインコを見ている★ちゃん、☆ちゃんに、私がこう言いました。
「ラブちゃんがね、あれ、おかしいな。
あの子たちは人間にしては小さいな。
人間の仲間かな? 鳥の仲間かな?
って考えているよ」
すると、ふたりに大受け。ゲラゲラ笑い転げます。
それだけ笑っている割に、
「★ちゃんと、☆ちゃんは、人間の仲間? 鳥の仲間? どっち?」とたずねると、かなり悩んでいます。
そして、自信なげに「人間の仲間かなぁ?」という★ちゃん。
「なら、私は鳥の仲間にしておく」という☆ちゃん。
自分の知りたいと思うことも全て教えていただき、胸のつかえが取れた気分です。
二人の娘の性格に合った学習の仕方や、学習に適した遊べるカードゲーム、ボードゲーム、書籍等、私が先生から教えていただいた知識は、大変貴重な情報ばかりでした。
宝の持ちぐされにならないように、実行していこうと思います。
また娘たちは先生のことが大好きで、手紙まで書いてきたのですが、私が忘れてきてしまい、娘たちに(特に下の子)散々怒られてしまいました。それが心残りです…。