教室では、工作の際に「ものさし」をよく使い
「測る」ことに親しませています。
先日は、新聞紙の上に「ものさし」(テンプレートについているめもりをものさしにしています)で線を描いていくテストをしました。
3センチごとにメモリをつけながら線を引いていきます。
「簡単~簡単~」と言うので、
描いた線の上に2メモリ分の矢印を描き、「1秒間に、2メモリ、つまり6センチ進みます。3秒間、でどこまで進むかわかる?」
とたずねると、6メモリ目を指して、「3足す3は6で、その6が6足す6足す6だから12と6で18でしょう?」と口々に答えます。
(こういう場面では、かけざんは使わない3人……)
そこで、ちょっとチャレンジさせて、「旅人算」の問題を
させてみることにしました。
20メモリある線の両端に人形を置いて、
どちらも内向きの矢印で「左端のカピパラさんは、1秒で2メモリ、右端の猫は1秒3メモリ進む設定で、お互いが出会うのは何秒後?」
という問題です。
目で考える分にはあっという間にわかった様子。
出会う地点に3人の指が集まります。
「猫は、3,3,3,3、で、えっと4秒!」
Yくんが答えました。
Sくん、Tくんも「4秒後!」と大きな声をあげました。
旅人算や和差算、植木算~といった問題、
教室の子たちはとても得意です。
でもたまに教室に来る小学生たちは、かなり学校での学習は良い成績の子も
こうした問題を考えることが苦手な子が多いです。
お迎えにいらしたYくんのお母さんに
「Yくん、旅人算の計算、すぐに答えを出せていましたよ」と伝えると
「あ~ボードゲームをよくしますからね……」という答えが返ってきました。
そうですね。
教室の子の
動く点にピンッとくるところは、ボードゲーム類で培われたものでした。
ボードゲームなどの遊びが、本当に学習に役立つようになるには、
まず楽しさが優先されてなくてはならないと思っています。
「教えよう」という大人の意図のもとで遊んでも
あまり身につくものがありません。
すごろくでも、簡単すぎる遊びでも、
子どもが楽しんで何度も繰り返すなら、本当の算数や数学的な力になってくるように感じています。
相手の思わぬ手に柔軟に対応するのがいいので、
お友だちやお父さんとするのがとても良いですね。
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「測る」ことに親しませています。
先日は、新聞紙の上に「ものさし」(テンプレートについているめもりをものさしにしています)で線を描いていくテストをしました。
3センチごとにメモリをつけながら線を引いていきます。
「簡単~簡単~」と言うので、
描いた線の上に2メモリ分の矢印を描き、「1秒間に、2メモリ、つまり6センチ進みます。3秒間、でどこまで進むかわかる?」
とたずねると、6メモリ目を指して、「3足す3は6で、その6が6足す6足す6だから12と6で18でしょう?」と口々に答えます。
(こういう場面では、かけざんは使わない3人……)
そこで、ちょっとチャレンジさせて、「旅人算」の問題を
させてみることにしました。
20メモリある線の両端に人形を置いて、
どちらも内向きの矢印で「左端のカピパラさんは、1秒で2メモリ、右端の猫は1秒3メモリ進む設定で、お互いが出会うのは何秒後?」
という問題です。
目で考える分にはあっという間にわかった様子。
出会う地点に3人の指が集まります。
「猫は、3,3,3,3、で、えっと4秒!」
Yくんが答えました。
Sくん、Tくんも「4秒後!」と大きな声をあげました。
旅人算や和差算、植木算~といった問題、
教室の子たちはとても得意です。
でもたまに教室に来る小学生たちは、かなり学校での学習は良い成績の子も
こうした問題を考えることが苦手な子が多いです。
お迎えにいらしたYくんのお母さんに
「Yくん、旅人算の計算、すぐに答えを出せていましたよ」と伝えると
「あ~ボードゲームをよくしますからね……」という答えが返ってきました。
そうですね。
教室の子の
動く点にピンッとくるところは、ボードゲーム類で培われたものでした。
ボードゲームなどの遊びが、本当に学習に役立つようになるには、
まず楽しさが優先されてなくてはならないと思っています。
「教えよう」という大人の意図のもとで遊んでも
あまり身につくものがありません。
すごろくでも、簡単すぎる遊びでも、
子どもが楽しんで何度も繰り返すなら、本当の算数や数学的な力になってくるように感じています。
相手の思わぬ手に柔軟に対応するのがいいので、
お友だちやお父さんとするのがとても良いですね。
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