モンテッソーリ教育の本を読むと、
幼児はもくもくとひとつの作業に集中するもの……とあるけど、
うちの子はとにかく次々遊びを変えて、
少し飽きるとポイ~を繰り返します。
いずれ集中して何かできるようになるのでしょうか?(将来のお勉強が心配です)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2~4歳の子を持つ親御さんから、こういったご相談を受けるときがあります。
おもちゃの量が多いのかしら……?と思って減らしてみても、
今度は、
キッチン用品だろうと、親の道具だろうとおかまいなしに、
目新し物、目新しいものに興味が移って、
それを渡すまで大騒ぎ……
手にしたとたん飽きてポイ~
という子はけっこういます。
特に、遊ぶこと自体よりも、めずらしさや、「いいこと思いついた!」という着想だけに心を奪われやすい外向直感型、内向直感型の子たちによくいます。
こうした子って、目ざとさや、
他の人が思いつかないような新しい物と物をドッキングさせる能力こそ、
興味の中心であり、特技でもありますから、
あまり厳しくすると、良いところまで押さえ込んでしまうかもしれません。
だからといって放っておくと、部屋が散らかるだけでなく
本人も触りだけとはいえ、いろんなことをするだけに目が肥えてきて、
「あれもこれも、できるようになりたい」という思いだけは高いのです。
でも、実際、どれもきちんとやっていないので、どれもちゃんとできません。
それで、「自分は何をしても上手にできない……」という
自信のなさにつながることもよくあります。
こうしたタイプの子を見ていると、
やりはじめるとすぐに意欲が薄れて飽きる割に、
「それがやりたい!!」と騒ぎ出して、それを手にするまでは、どんな努力でもOK!!というほど、エネルギーに満ち溢れているものです。
私は、この手にする前のエネルギーが高まっているときに、
「これをここまでやりとげたら、これをして良いわよ」と
本人がめんどくさがりそうなことを達成させるようにしています。
「自分はきちんと達成できる、最後までできる」という実感が、
きちっと残るように、
させる内容は、
「本人に十分する力があり、
すぐ終わるけれど、ちょっとめんどくさいレベル」
のものにしています。
こうしたすぐにポイ~っとしてしまう子は、うまくいかないときに、
「こっちだとどうかな?」と試さず、
即座に「できない~いや~」とあきらめる習慣がついている場合があります。
「すぐにやめないの!!」「もうやめるの?」といった言葉をかけるよりも、
具体的に、他の案を指差しながら、
「これか、これか、これを試してみよっか!」と、問題を解決する手順を
しるしてあげると良いかもしれません。
問題にぶつかるたびに、頭がフリーズして、
何も考えられなくなってしまう子もいるのです。
子どもに「教える」ときは要注意で、
これまでも何度か書いてきていますが、
本来は、自分で試行錯誤する間、ちょっと待ってあげることが大事なのです。
また子どもは、しょっちゅう教えられて何かするのでなく、まず自由に伸び伸び遊ぶのが先決なのです。
でも、今回のように、問題にぶつかるとポイ~
飽きるとポイ~の習慣が、
すでについてしまっている子や、
ちょっと危ないもの(はさみなど)を使いたがる場合などは、
子どもに、「正しい方法」をきちっと教える必要があると
思っています。
でも教えたからって、すぐできるようになるわけではありません。
「教える」ことで、「きちっと大人の言葉に注目して……教わる姿勢」が、
ゆっくり育ってくれば、十分なんです。
きっと年長さんを過ぎるころには、
「新しいことがしたい~!」という強いエネルギーが、
「最後まで根気よくがんばれる」という良い使われ方をするようになることと
思いますよ。
web拍手を送る
幼児はもくもくとひとつの作業に集中するもの……とあるけど、
うちの子はとにかく次々遊びを変えて、
少し飽きるとポイ~を繰り返します。
いずれ集中して何かできるようになるのでしょうか?(将来のお勉強が心配です)
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2~4歳の子を持つ親御さんから、こういったご相談を受けるときがあります。
おもちゃの量が多いのかしら……?と思って減らしてみても、
今度は、
キッチン用品だろうと、親の道具だろうとおかまいなしに、
目新し物、目新しいものに興味が移って、
それを渡すまで大騒ぎ……
手にしたとたん飽きてポイ~
という子はけっこういます。
特に、遊ぶこと自体よりも、めずらしさや、「いいこと思いついた!」という着想だけに心を奪われやすい外向直感型、内向直感型の子たちによくいます。
こうした子って、目ざとさや、
他の人が思いつかないような新しい物と物をドッキングさせる能力こそ、
興味の中心であり、特技でもありますから、
あまり厳しくすると、良いところまで押さえ込んでしまうかもしれません。
だからといって放っておくと、部屋が散らかるだけでなく
本人も触りだけとはいえ、いろんなことをするだけに目が肥えてきて、
「あれもこれも、できるようになりたい」という思いだけは高いのです。
でも、実際、どれもきちんとやっていないので、どれもちゃんとできません。
それで、「自分は何をしても上手にできない……」という
自信のなさにつながることもよくあります。
こうしたタイプの子を見ていると、
やりはじめるとすぐに意欲が薄れて飽きる割に、
「それがやりたい!!」と騒ぎ出して、それを手にするまでは、どんな努力でもOK!!というほど、エネルギーに満ち溢れているものです。
私は、この手にする前のエネルギーが高まっているときに、
「これをここまでやりとげたら、これをして良いわよ」と
本人がめんどくさがりそうなことを達成させるようにしています。
「自分はきちんと達成できる、最後までできる」という実感が、
きちっと残るように、
させる内容は、
「本人に十分する力があり、
すぐ終わるけれど、ちょっとめんどくさいレベル」
のものにしています。
こうしたすぐにポイ~っとしてしまう子は、うまくいかないときに、
「こっちだとどうかな?」と試さず、
即座に「できない~いや~」とあきらめる習慣がついている場合があります。
「すぐにやめないの!!」「もうやめるの?」といった言葉をかけるよりも、
具体的に、他の案を指差しながら、
「これか、これか、これを試してみよっか!」と、問題を解決する手順を
しるしてあげると良いかもしれません。
問題にぶつかるたびに、頭がフリーズして、
何も考えられなくなってしまう子もいるのです。
子どもに「教える」ときは要注意で、
これまでも何度か書いてきていますが、
本来は、自分で試行錯誤する間、ちょっと待ってあげることが大事なのです。
また子どもは、しょっちゅう教えられて何かするのでなく、まず自由に伸び伸び遊ぶのが先決なのです。
でも、今回のように、問題にぶつかるとポイ~
飽きるとポイ~の習慣が、
すでについてしまっている子や、
ちょっと危ないもの(はさみなど)を使いたがる場合などは、
子どもに、「正しい方法」をきちっと教える必要があると
思っています。
でも教えたからって、すぐできるようになるわけではありません。
「教える」ことで、「きちっと大人の言葉に注目して……教わる姿勢」が、
ゆっくり育ってくれば、十分なんです。
きっと年長さんを過ぎるころには、
「新しいことがしたい~!」という強いエネルギーが、
「最後まで根気よくがんばれる」という良い使われ方をするようになることと
思いますよ。
web拍手を送る
>「それがやりたい!!」と騒ぎ出して、それを手にするまでは、どんな努力でもOK!!
>でも、実際、どれもきちんとやっていないので、どれもちゃんとできません。
>それで、「自分は何をしても上手にできない……」という
自信のなさにつながることもよくあります。
まさに息子!と、おもわず笑ってしまいました。
そうなのです。やる気はあって思いつくのに、ちょっと壁にあたると試行錯誤する前に諦めちゃうのです。
もったいないなぁと思う事もよくあります。
基本的にコツコツが好きではないようで
学校で始まったひらがなプリントもすでに渋々状態です。
学校では苦手なコツコツを頑張っているので
本当は宿題もやらなくていいよといってあげたいところなのですが、先生にも迷惑かけられないし、なかなか個人の特性やペースを尊重するのは集団の中では難しいですね(汗)
虹色通信教室、ブログがなければ関東の私は存在すら知ることもできませんでしたし、奈緒美先生にはもちろん、インターネットの存在にも感謝してます!
一年まえ、初めて積木を自発的にしたのを喜び、しかし崩すとパニックになるので写真をマメにとったのを考えると、万感です。
意欲が高まるのは手にする前、といえば、ウチのこ。食事でいまだに顕著です。
膳を見るなり、おなか痛い、きらいなものばかり、と言い放つのは日課。いや、君か食べた実績あるものを少量しか出さんけど?とおもいつつ、じゃ、デザートいらないね、で、俄然、大丈夫、になる。これは三年間は続いてますよ。じゃあデザートにそこまで執着するかというと、わりに小さなもので良いし、余らせることもある。口に合わなくとも、怒らない。
狩猟採取時代のヒト、あるいはサルに、向いた性格だったかもしれませんね。