嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

北のオモヒデ

2004-11-09 21:02:14 | 
DSC0320画像は現地プロによるドライビング。油温は100℃程度であろうか。絶妙な外側2輪への荷重移動で3速でのコーナリングを終えた直後に出現するストレートの眺めである。
シャッター押したタイミングがストレートの3分の2くらいまで進んできたところなので、ドライバさんすでに減速体制を作りつつある。右足はペダルに軽くあたっているくらいであろう。そうは見えないが、カナーリ急な下り坂だと思ってください。
ストレート自体はま、なんてことないけどこの長さである。DSGはこのストレートの間にMTモードから復帰して(旋回開始からはパドルシフトでMTモード使用中です)ATモードにはいってしまう。ということは次のコーナの直前では踏んだままなら6速の160前後、というところである。…タイアがもったいないのでそんなに踏まないけど(´・ω・`)。コーナは2、あるいは3で進入、の予定。外側2輪に巧妙に荷重をかけてゆくハンドリングがあれば3、もしかしたら4で、それがなければ2かもしれないというブラインドが待っている(´・ω・`)。ブレーキング開始のタイミングやペダルの踏み方、ステアリングの切りはじめのスピード…

っていかがっすか、結構いろいろな判断を要求される道ですよね。シカーモこれワインディングがまだ始まったばかり。このあと20kほどはこの状況が続きます。うう、タマランチ会長ふたたび(´・ω・`)…ってすみませんお土産ばなしのつもりです(´・ω・`)


ステック・アベック・フリット

2004-11-09 20:24:39 | B級グルメ
DSC0337思い出してポンフリ(pomme flit)をつくってみた。ようはフレンチフライドポテト。これとステーキの組み合わせはフランス旅行をしたときに良く食べた。レストラン、っつっても決して星などつかない、いわゆる定食やさんでのはなしであるが、わたしは朝からワインの試飲三昧。のあげくペロンペロンに酔っ払ってしまって、ランチ、というよりは一休みのつもりではいるのだが、山のように盛られたポンフリと靴底を思い出させてくれるミゴトなステーキとの相性は抜群。ひとりでの移動だというのに思わずヴァンルージュ1本追加、である(´・ω・`)
その午後は運転もすさまじかったことは言うまでもない(爆)
フランス版の肉ぢゃが、あるいは生姜焼き定食に近いものがあると思うのだが、ニッポンで改めてやってみるとやっぱり牛肉とぢゃがいもの相性が抜群なのにうなずく。たまに衝動的に食べたくなるので安めのステーキ肉は常に保管しておくようにしている。って自分で食べてどうすんだい(爆死)。

ちなみにこのポンフリにケチャップもって来い、といったらミョーな顔をされた。…あ、そっか、それぢゃアメチャンですからね(´・ω・`)現地ではマスタード(現地名ムタルド)をぶちまけて食べるのがお約束のようである。お試しくださいね。
ちなみにこのバヤイ、白ワインとも抜群の相性を見せるのでワインの選択には迷うところである。


きょうびのフェリー

2004-11-09 10:46:43 | うんちく・小ネタ
DSC0335今回の北海道旅行では往復にフェリーをつかった。ヒコーキで飛べば1時間30分の距離に19時間かけるのははっきりいってゼータク。あるいはヒマの極みである(爆)。そりゃわたしだって時間は有効に使いたい。お休みだって遠慮しいしいなのだから往復に時間を取られるのはもったいないと思う。けれども今回は自分のクルマでドイツ本国に近い環境を持ったところに持ち込んでポテンシャルを確かめる、というのが目的であったのでゼンゼン苦にならなかった。というよりもスゴークたのしかった。

行きのフェリーは大洗発の太平洋航路。新潟への乗り入れを自粛させてもらった結果であるが、これが稀に見る揺れであった(´・ω・`)、船員さんと世間話していて判ったのだが、年に何度もない揺れ方だということである。こうなる前に運休としてしまうらしい…たしかにベッドに横たわっていてもカラダがずれてくる始末である(´・ω・`)…松本清張センセの傑作長編に助けられたが、フラフラ歩いている訳にはいかない揺れであった。そのわりにはお風呂に入ったり映画観たりで快適であった…だってみなさん床に臥せておられて船内貸切状態だったんだもん(爆)

帰路は室蘭ー上越航路。…なんか旅客すくなそうだし、船もショボいんだろうなあ、と期待せずにいたのだが、これが大間違いであった。まず船内のニホヒがちがう。基本的に禁煙なのはきょうびどの船も一緒なのであるが、古い船は昔の吸い放題だった頃の名残だろう、ベッドをはじめそこら中にたばこのニホヒとホコリのいやーなニホヒ、そこへオイルかなにかのウグっとくるやつが混ざって(爆)しみついている。JRの昔の特急なんかにもあった、あのニホヒ、といえばわかっていただけるであろうか。ところが、である。戻りの船にはそれがない。たぶんおろしたときから禁煙なのだろう。非常にサワヤカな船内だったのと海が穏やかだったおかげで快適そのものであった。おかげで船内は賑わっていたが(爆)

きょうび船旅(フェリーだけど)なんてゼータクはそうそうできない。けれど年に一度くらいはこんなのいかがですか?
クルマと一緒に船に乗る、ってナカナカっすよ!できれば甲板で洗車できるサービスもやってほしい昨今(ムリムリ)…


ビイフシチュウの残り汁

2004-11-09 10:20:56 | B級グルメ
DSC0336寒くなってくるとビイフシチュウなんて最高のごちそうである。なんつってもてまひまがかかる。洋食屋さんのメニュウのなかでもステーキと並んでビイフシチュウはいちばん高い部類に入るのではないか。かくいうわたすもビイフシチュウは秋の盛りからメインに据えてお客様に出してきた、煮込みに要する時間はすくなくとも5時間。テールなんかをやっつけるときには8時間を越える。そのレベルで肉を煮込むと当然肉は小さくなってしまう。「ビイフ」シチュウと呼ぶくらいであるからメインは肉だ、と考えておられる方が大半であろうが、実はそうではない。ニクはシチュウになった段階ですでに「だしがら」なのである。旨味のほうはしっかりスウプのほうに流れ出てしまっているのが普通だ。であるから、シチュウのメインはスウプなのだ、と明言しておこう。

…え?ジューシーな肉が浮かんでるシチュウを食べたことがある?そりゃまたシツレイしますた。わたすの修行が足りないだけです(爆)。

で、小さくなったニクにあわせて一皿を盛りつけると当然スウプは残る。旨味が流れ出しているはずのスウプであるから、これを生かさない手はない。ビイフカレエ…ううむ、極上であろう。具などなくてもカレー粉のみでオッケイなはずだ。トマト加えてパスタソースに…傑作スーゴ・ディ・カルネがごく簡単にできあがる…

が、こんやは玉子のシチュウである。なにムズカシイことはない。うでたまご(爆)をいくつか投入して、シチュウの具とするだけである。調味もほとんどいらないだろう。シンプル過ぎて困るくらいであるが、これはなかなか。わざわざ作る、ってのは有り得ないが、ビイフシチュウを作られたら思い出してみてください。