黒板の裏側で~おうみ進学プラザの毎日~

おうみ進学プラザは滋賀県の学習塾。困って、喜んで、泣いて、笑って、そして時々怒って。塾のドラマを実況中継します。

点火府部?天下布武です。

2007-06-10 17:43:39 | Weblog
ワープロで「てんかふぶ」と打ったら変な字が出た。で、今日は「天下布武」です。歴史のヒーロー・織田信長のキャッチフレーズですね。ちょっと用があって安土へ。安土城考古博物館へ行きました。安土駅から博物館へは徒歩25分。本当に25分ですか。私、歩くのが遅いのか、歩幅が小さいのか。たんぼ道をテクテクと歩きました。ま、遠かったことを別にすれば、田園風景の中、のどかな散歩でした。
博物館では「縄文~弥生特別展」というものを開催中。これがなかなか面白かった。まず滋賀県は出土品が多い。銅鐸もゴロゴロ出ましたから大したものだ。それと、全国各地から出土品を集めてありました。福岡、愛媛、島根などなど。故郷の岡山で取り出された土器もあって「やぁ、懐かしいね」という感じ。
古代の大王の姿を復元してあった。勇壮です。現代のチャラチャラした政治家よりも威厳があってヨロシイ。朝鮮半島の様式の物にいちいち「この出土品は朝鮮半島の影響が強い。外交関係の人物か」などと言い訳がましく書いてある。「この時期の支配層は朝鮮から来たらしい」と正直に書けないものか。外交関係と言ったって、そんな外交官や商社マンがいたわけじゃない。弥生時代は日本という国家が形成されるよりも前なんだから、現代の国民国家のナショナリズムを大昔まで遡って主張するのはみっともない。北から西から南から、色々な地域から人々が集まってきて日本人ができあがったのだネ。それでいいじゃないか。
博物館は、なぜかヨーロッパ風の建築物。上品です。ここでは展示だけではなく研究も熱心に行われています。あちこちで出土したものを一つ一つ復元する。大変な作業ですが、好きな人には推理小説を読むような面白さがあるのでしょう。
滋賀県は歴史の宝庫。古代から「信長の安土城」まで、歴史の舞台の中心です。
生徒諸君、社会科の勉強では日本一になりなさい。信長は天下布武、おうみ塾は天下布文で。そうそう。博物館の隣にある「信長の館」もキンキラキンで、あれはあれで見事なものでした。
安土から八幡桜ノ宮教室へ。中3理科の「酸化と還元」を。ついつい鉄の歴史を語ってしまいました。こりゃあ理科ではなくって社会科ですね。
今日の写真は、安土駅前にある織田信長の像。惜しくも天下統一ならず。でも、あなたのサイン入りTシャツを買いましたからね。

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