King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

珈琲を飲みたいと

2013年04月15日 10時43分24秒 | 珈琲
ほうじ茶のような味のペルーのチャンチャマヨを飲んでいた時に
ふと感じました。

何年か前に読んだ新聞記事で生産国の順位が変わったという話が
あり、第二位のコロンビアが落ちてベトナムが二位になったという
記事でしたが、その話をすると経済規模を示す消費量では日本が
二位というのが三位になったという話をしてそうか中国かと皆さんが
答えるのですが、中国はこの珈琲に至ってはまるで顔を出さない
のです。

とすると中国が珈琲に目覚めるとまた新たなビジネスチャンスが
と誰もが思うようです。

一方で中国はお茶の国だからというそうならないという人も多く、
います。

もともと珈琲やお茶を飲むのは水分補給のためではなく、カフェイン
を摂るためという認識はどこの国の人もないようです。

ただ、その原初の成り立ちから珈琲豆から活力剤として家畜に与えたり
という目的も最初は広まったということですから、実用としての薬用の部分は
古くから活用されていたのです。

日本では、味や空間や空気感の方が尊重され、その興奮する部分は
少なくするように移行します。

珈琲も同様で、焙煎の仕方や豆の種類など味をこだわるとカフェインの
少ない豆に移行していったようです。

日本で消費されるコーヒー豆は缶コーヒーやインスタントなどはロブスタ種
が多く、それは当店で扱っているアラビカ種のコーヒーに比べるとカフェインは
1.5倍もあり、酸味はなく苦みが濃いとなっています。

とかく珈琲通という人はそれにアラビカ種の方が味わい深いとか上品だとか
差別的な発言をします。

でも、時にそのカフェインの強いコーヒーを飲みたいと思うこともあるのでは
ないでしょうか。

私も昔そんな思いとアイスコーヒーの研究からロブスタ種を研究しましたが、
お客様から特にそんな要望も少なく、逆にカフェインレスの方を求める声が
あり、そちらを導入することになりました。

まだアイスコーヒーではあの真黒な色に未練があり、今年あたりロブスタの
アイスに挑戦するかもしれません。

コーヒーにまつわる数字では国別消費で日本の高順位ですが、国別人口
一人当たりの消費量では日本はかなり下の方になります。

まだまだ普及の余地があるように感じます。
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『変』ノーベル文学賞受賞者莫言

2013年04月15日 09時39分25秒 | 読書
これも日経の書評で注目の本です。



『変』ノーベル文学賞受賞者の自伝的小説というだけで売れそうですが、
メディアの取り上げ数や世間的な露出が少なくあまり知られていないようです。

日経記事内の「激変する人生、激動する中国において習得されてきた物語りの絶技…
というところだけで手が伸びそうになる本です。

現在中国の思想ということでどんな教育がなされ、人々はどう生活しているのかを
知るためにもいいのかもしれません。

かつては豊かな思想と世界の中心であった中国も今は発展を続ける新興国となって
います。

古いものはことごとく破壊され日本では国宝になっている茶器や文化財などは
残っていません。

そして著作権が尊重されていなくて様々なコピーが存在し、他国の援助もいつのまにか
自前の独自技術としてよその国に売り込んだりととかく迷惑な隣人としか最近は話題に
なるのですが、かつては尊敬されていた文化の復活はあるのか気になるところです。

その一端を知るのにもどんな精神史が積み上がっているのか知るきっかけとなる
のではないでしょうか。
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