金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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139:木下ほうか 『僕が骨髄提供をした理由。』

2019-09-07 18:24:34 | 19 本の感想
木下ほうか『僕が骨髄提供をした理由(わけ)。 言うほどたいしたことなかったで~!』(美術出版社)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

人気俳優・木下ほうかさんの生き字引を通して、
今後多くの方に、ドナー登録・骨髄提供についても
考えていただける一冊!
2009年に骨髄バンクを介して骨髄提供をしたことがきっかけとなり、
2017年に骨髄バンクのCMに出演。
有名人として実際にドナー登録をし、骨髄を提供されたのは
稀有な存在だったことから起用されました。
木下さんがCM出演後、登録者数が一気に急増。
先日、放送されたTBS系バラエティ番組『爆報! THEフライデー』で、
初めてテレビで骨髄提供について語り、大きな話題になりました。

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先輩から借りた本。

芸能界には本当に疎いので、著者のことは顔はおろか
名前すら知らない状態だったのだけれども、
胸打たれる本だった。
見た目から予想されるより文字量は少なく、
気負わずに読み切れる。

献血だって骨髄提供だって、健康体の持ち主なら
失うものはほとんどないのだから、
やったっていいんだよね。
それなのに、何か恐ろしいような、強い抵抗を
感じてしまうのはなぜなのだろう。
歳を取って、誰かのためになるのならと
定期的な寄付をするようになった。
(若いころはそんな余裕ない!と思っていた)
それと同じように、残りの人生を意識し始めると
抵抗感も徐々に減っていき、
自分も提供できるようになるのだろうか。

コメント
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