金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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大河ドラマ『いだてん』#37

2019-09-29 20:35:20 | 大河ドラマ「いだてん」
ついに嘉納先生死す。

* * *

日中戦争がはじまり、政治家となった河野一郎は
表立ってオリンピックの実施に反対。
軍事国家となった日本で、平和の祭典であるオリンピックを
開催することに対する違和感はふくらむ一方。

副島氏も返上を談判し、
まーちゃんでさえ返上を主張するものの、
嘉納先生の決意はゆるがず。
IOC委員会で、日本に対する非難が浴びせられる中でさえ
人徳で日本での実施を押し通してしまう。

四三がかつて経験したように
ピークの時期に栄誉を勝ち取ることができなくなってしまう
選手たちの一生への影響、というのも慮ったのだろうけれど、
自分に残された時間が短いとわかっているからこそ
生きているうちに日本でオリンピックをやりたかったんだろうな……。
自己中心的ではあるけれども、
30年オリンピックにかかわってきた人だもの、
最後にそれくらいの夢は見たっていいよね……。

休止という結果を見ないまま、
東京オリンピックを夢見て亡くなったのは
彼にとっては幸福だったのかもしれない。

まーちゃんも、副島氏も、嘉納先生も、、
みんなオリンピックを大切に思っていて、
互いにそれを理解しているのに
同じ方向を向くことができずにぶつかり合う。
苦しい苦しい45分だったわ。

【その他いろいろ】

・スヤさん「盛りのついた肥後もっこすばい」
 相変わらず見た目は可憐なのに、
 中身はすっかり、あけすけなおばさんになってしまったスヤさん。

・ストーリー展開の都合とはいえ、
 四三が河野へ抗議するため新聞社へ乗り込んでくるのは
 とんちんかんすぎる。

・菊枝が理想の妻すぎる!!!!
コメント (2)
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