そのような理由から素人の「あ これなら猫舌の私にも大丈夫」とだけの試食コメントは、大前提よりずっと手前の段階での放送事故のようなものなのである。編集スタッフもよくまあこんなコメントをオンエアさせたもんだと感心した。現在、この不景気の世の中であっても、グルメブーム、大食いブームは続いている。そして個人個人みんな自分の味覚の感性を持っている。もはやTVで「美味い」や「まずい」の表現だけでは個人は動かない。とりあえず人を動かすための表現には注意を払う必要がある。そこで、まあ大スターや有名タレントが「僕でも大丈夫」といったのならまだしも(たぶんタレントなら逆にそういわないが)、どこの誰かわからない素人に「私でも食べられます」なんて言わせても、だからなんなのよとツッコミを入れたくなってしまうのである。あー結局、このコメントのおかげで力が抜けてしまい連休中デパートの美味いもの市には行けなかったわい・・・(泣)。