吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

学校健診 その4

2012年05月16日 06時51分44秒 | インポート

当時でも、今で言う「こころの病気」の児童も多かったろう。しかしそれらをすべてまとめて暴力で封じ込めてしまうのは、ある意味乱暴な方法論で肯定はしないが一定の効果もあげていたような気がする。何より「あ 大人をなめると痛い目にあうんだ」ということが理解でき、方法論としては疑問が残るものの大人に対する畏怖心は植えつけられたような気がする。いかんせん最近の児童の中にはまったく大人に一目置かない児童もいる。当時、自分が小中学生の頃は少なくとも個人的に尊敬に値するかどうかは別として大人というものに対してある程度の敬意や畏怖心をもっていた。これは自発的習得云々ではなく、体罰で学習した悲しいものであったかもしれない。今では学校教育の現場では「体罰は絶対に禁止」されているようである。なぜそうなったのかその経緯は知らない。時に「必要悪」としてもいいような場面もあるのではないかと思うこともあるのだが。学校健診の話題から随分それてしまった。この話はよそう。