自分が小~中学校時代はすごかった。戦前の教育を受けてきた教師が沢山いた。彼らも戦前の教育内容から戦後はガラッと方針変換がなされ随分と戸惑っていたこともあるかもしれない。まあいずれにせよ戦前の教育方法も随分残っていた。例えば「体罰」である。まあ私のように当時の小生意気な子供に分からせるには体罰が一番であった。だいたい小中学生の世の中の仕組みや機微を理解していない連中には理屈や道理を言って聞かせても、よく分かるはずがない(と私は思う)。というか、当時自分もさんざん言って聞かせられたのだろうが、やはり全然分かっていなかっただろうし馬耳東風であった。そこで実際小学校高学年や中学時代では担任教師やクラブ顧問にはよく殴られたのだが、どっこいこれが一番利いた。理屈ではない。「こういうことをすると痛い目にあうんだな」という体験的学習の始まりなのである。もちろん「こういうこと」とは理に適っているとかいう次元のものではなかったのであるが・・・。