吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています

応急手当 その5

2012年07月03日 06時07分41秒 | インポート

 おじさんのやった方法はおそらく大昔、○○教授が述べた方法であるかもしれない。今ではその方法はどこも教えていないのである。これが応急手当の怖いところで、昔教えられたことが定着してそのまま一人歩きをしやすいということである。新たなる方法をきちんと啓発する必要があるのであるがこれが普及するまでにはまた20年くらいかかるのかもしれない。とにかくまず一般市民では、応急手当施行における傷病者の結果にて責任が問われることはないので「勇気がなくてもいいから」手当に参加してほしい。次に最新の方法を学んでほしいのである。というか指導する側がup to dateな知識更新を心がけるべきなのである。自分はクリニック開業してからは、まったくAHA心肺蘇生指導員の仕事はしていないし、資格更新の講習も受けていないのですでに資格はなくなっている。当然である。いいかげんなことは伝えられないのである。