吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

注意文書 その5

2012年07月10日 06時02分00秒 | インポート

 夜間の電話である。「〇〇(商品名)を間違って飲んでしまったが大丈夫か?」 このような電話には何百回も対応した。電話一本で「大丈夫」という保障が安易に取れれば世の中簡単である。ところが聞いた事もない台所用品やら工業製品を言われてもこちらも分かるわけがない。会社のサービスセンターにかけても「ただいま営業時間外です・・」と録音されたやさしい女性の声でぴしゃりと遮られるのである。いざというときに自社で対応せず「医者に直ちに相談しろ」という但し書きは、スカイマークの生活消費センターに尋ねなさいという責任転嫁と余り変らないような気がするのである。こちらはその商品の製造会社から委託を受けたわけでもない、いつでも何かあったら引き受けますよとその会社に確約したわけでもないのである。でも患者は夜中であっても「すぐに相談しろとかいてあるじゃないか」と会社にではなく我々に文句を言うのである。半ばこちらも被害者みたいなものである。