先月のことである。外を歩いていたら道路工事をやっており片側一車線の交通規制をしているところを通りかかった。交通整理員が何人かいて、工事区間の両端にたち、片側交通規制を無線機でやっていた。片側の通行を止めて、もう片側の車を通し、しばらくしてからとめていた通行を解除し交互通行で車を通していた。片側通行のタイミングは無線機で連絡をとりながらon offをしていたのである。たとえば「緑色のトラックをとおしたら、こちら遮断しますので、そちらの通行を開始してください」というようなやりとりなのである。まさに阿吽の呼吸で渋滞にならないよう上手なタイミングで交互通行をさせていた。自分が通り過ぎようとしてこの無線のやり取りが耳に入った。「最後にシルバーの軽ワゴンを通したら、そこで通行をストップしまぁ~す」「はい、了解です」と。ところが辺りを見てとまどった。シルバーの軽ワゴンなんて見当たらないのである。