最近TVにて医療系のドラマが数多く放映されている。ある程度視聴率でもとれるのであろうか? 大昔は「あ~こんなこと現場ではやらないよなー」という実際とはかけ離れた、つまり医療監修がなされていないシーンが随所に見られた。その時から自分は「まあこれはドラマであり虚構の世界の話であるから、これはこれでいいのだ」と納得していた。ところが最近の医療ドラマはたぶん関係者に医師を絡めているのだろう、結構医療監修がなされている。まあより現実に近くなるからそれもまた否定するものではない。しかしより現実に近くなると各々のシーンを信用する傾向となり、勢いシナリオ内容までも信用してしまう弊害に気がついた。現場シーンが事実と相違なくとも、あくまでシナリオはシナリオであり物語は虚構の世界、つまり「嘘」なのである。どうもこれがゴッチャになって信用してしまう弊害に気がついた。