まず前項でもふれたが、バイク事故は、①二輪なので不安定で転倒しやすいこと ②生身の身体が高速移動することの2点から一度事故を起こせば運転手の損傷が甚大であることは自明の理である。ある意味、転倒した場合のケガの大きさは(死亡することも含めて)覚悟がいるのである。もちろんバイクは手軽であり、街中での渋滞中でも時間が短縮できる機動性から有形無形のメリットがある。そのためその存在自体を否定するものではない。しかし事故を起こした時の「覚悟」は4輪の比ではないことも二輪運転者は承知しておくべきである。その上で今回の事故であるが彼は双極障害で抗精神薬を服用していたとのこと。疾病の中で、てんかんは運転制限があるものの、双極性障害自体が制限対象にされているかは自分は知らない。しかし・・・。