5月15日、警察側から賠償金支払いの提案があると萩原さんの弁護人が明かした。もちろん賠償金は税金から支払われるのである。萩原さんの妻は警察に不信感を抱いているというのでこのまま、民事、刑事の裁判に持ち込み責任の所在を明らかにしたいとの意向であるらしい。警察の護送車が車線変更し、それを避けようとして転倒したという事故らしいが真相は定かではない。賠償金の提案をしたということは警察側も半ば早めにこの事件の幕引きをはかりたいのであろう。しかし裁判になれば、運転を禁止されている薬剤服用中(運転の時だけやめていたというが)のできごとであり、しかも過去4回も交通事故を起こしている事実を勘案して過失相殺割合が問題になるであろう。夫の名誉を守りたいのであれば奥様もこのまま賠償金を黙って受けたほうが得策と思えるが・・・。「薬は運転している時はやめていたので問題ない」という文言を、社会がだまって鵜呑みして勘違いしているところが怖いのである。