吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

蝙蝠?

2017年09月28日 05時57分09秒 | 日記
 何だか衆院選を前にしてまた小池さんがきな臭い動きをしている。希望の党という国政政党を立ち上げて党首になった。
 今回、面白かったのは都議会公明党の東村氏の「小池さんには裏切られた」というコメントである。
 でも裏切るも何も小池さんが都知事になった時に、都議会自民党側から離れて(裏切って)小池さん側についたのは都議会公明党である。

 知事選に際し自民党側からの推薦で候補者(増田さん)が出たが、それに反して同じ自民党から小池さんが(勝手に)出馬した。
 自民党本部は「小池側を応援した自民党員、家族、関係者はすべて処罰する」という触書までだして小池知事の実現を阻止しようとまでした。自民では国政と都政の自民1本化を目指したのである。

 しかしなんともflexibilityがあると言うかidentityがないというか、国政では自民党べったりの公明党が、都議会では反自民となって小池側についているである。変でしょ?

「知事与党」などと言う言葉もあるが「常にその時の強い側(与党)の味方です」ということである。あまり「弱きを助け強きをくじく」日本人的感覚ではない。

 まあ、でも政治の世界なのでそれもよかろう。しかしそれなら「裏切られた思いです」などという女々しい言葉はいただけない。
 都議会自民党を裏切ってきたのだから、今度は自分たちが裏切られてもしょうがないでしょう・・・くらいの度量が政治家ならほしいのであるが。