吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

カルロス・ゴーン被告に逃げられる その3

2020年01月10日 06時02分18秒 | 日記
 そして保釈を認めた裁判所も腹を切れといいたい。ようやく医療界の努力により医師の不当逮捕・勾留に抑制がかかりつつあるところで、この逃亡劇である。おそらくこれでまた逮捕・勾留が厳しくなり、勢い不当逮捕もまた増えてくるものと思う。 
 ゴーンは莫大な資金力とコネクションでいくらでも逃亡が可能である。報道によれば脱走にかかわった関係者には「断れば家族に危害が及ぶ」とまで脅迫して脱走劇に加担させたのである。これは極めて不条理であり犯罪である。
 これからの日本国内では検察も裁判所も過敏になるため不当逮捕でも保釈されなくなる。ゴーンの脱走劇の残したツケは大きい。金と脅迫で行った悪の枢軸まがいの行動、それはそれで勝手にしろ・・でもいい。しかし今後、日本に残したツケはどうしてくれるんだと言いたい。
 また善良な医師の不当逮捕・勾留が増えるのかと思うとぞっとする。