4空港で荷物検査義務化 ゴーン被告逃亡で 赤羽国交相 その２

　まさに「ほらね、言ったでしょ」である。ゴーンの残したツケはもういろいろなところに出てきている。プライベートジェットは個人的なものであるため、組織的な犯罪行為が入りこみにくいところなのである。そのため種々のチェックは免除されることが多かったようである。それによって業務軽減化も図れスムースに仕事（出入国管理）が進んでいたのである。今回のゴーンのなしたことで今後、あらゆる現場での業務の増大、手続きの遅滞が起こってくるのである。
　また司法関係では「ちょっとやそっとでは保釈しません」という傾向になるだろう。自分が指摘した不当逮捕でも容易には釈放してもらえなくなる可能性が見えてくる。まさにゴーンのなしたことは司法の硬直化を引き起こすであろう。まったくとんでもない最後っ屁をしてくれた。

4空港で荷物検査義務化 ゴーン被告逃亡で 赤羽国交相 その１

　1/7(火) 12:44配信 JIJI.COM
　日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告（65）がレバノンに逃亡した事件を受け、赤羽一嘉国土交通相は7日の定例会見で、羽田や関西など国内4空港で6日から、プライベートジェット（PJ）でも一定の大きさの荷物は保安検査を実施するよう義務付ける通達を出したと明らかにした。
　従来、PJの荷物は機長が必要と判断した場合のみ保安検査をしており、義務化されていなかった。ゴーン被告は関西空港からPJで出国する際、箱に隠れて検査を受けなかった可能性が浮上している。（ここまで）　

　1/8のゴーンの記者会見では逃走方法、手段を明らかにしなかった。明らかにすれば脅迫を交えた極めて悪質な違法行為が判明するため、「関係者に迷惑がかかる」と話をすり替えた。自分の違法行為も明らかにしなければフェアな自己主張とはならない。悪質である。

カルロス・ゴーン被告に逃げられる その３

　そして保釈を認めた裁判所も腹を切れといいたい。ようやく医療界の努力により医師の不当逮捕・勾留に抑制がかかりつつあるところで、この逃亡劇である。おそらくこれでまた逮捕・勾留が厳しくなり、勢い不当逮捕もまた増えてくるものと思う。　
　ゴーンは莫大な資金力とコネクションでいくらでも逃亡が可能である。報道によれば脱走にかかわった関係者には「断れば家族に危害が及ぶ」とまで脅迫して脱走劇に加担させたのである。これは極めて不条理であり犯罪である。
　これからの日本国内では検察も裁判所も過敏になるため不当逮捕でも保釈されなくなる。ゴーンの脱走劇の残したツケは大きい。金と脅迫で行った悪の枢軸まがいの行動、それはそれで勝手にしろ・・でもいい。しかし今後、日本に残したツケはどうしてくれるんだと言いたい。
　また善良な医師の不当逮捕・勾留が増えるのかと思うとぞっとする。

カルロス・ゴーン被告に逃げられる その２

　医療事故における医師の逮捕・勾留では不当であるものが最近目立つ。古くは福島県大野病院産科医の事件、そして新しくは乳腺外科医事件である。どちらも逃亡のおそれは全くない。これはすでにこのブログでもその理由は述べた。また産科医の事件では逃亡・証拠隠滅の恐れも何も、事故が起こってから数年後にいきなり診療中の逮捕なのである。逮捕・勾留の要件は「逃亡、証拠隠滅の恐れがある場合」である。これはもう不当逮捕と言わざるを得ない。
　しかし今回は「逃亡、証拠隠滅の恐れがない」という確約でゴーン被告は保釈された。たぶん弁護士も、そのような要件を掲げて保釈を勝ち取ったはずである。しかしまんまと国外逃亡されたのである。まず弘中弁護士にはそれだけ保証した上で逃げられたのだから責任取って腹を切れといいたい。メディアの会見で「ゴーンに裏切られた。弁護士を辞任せざるをえない」と無責任なこと言っていた。あなたも被害者だって？　いや、あなたが保証したんです。　保証人は責任取らなくていいの？

カルロス・ゴーン被告に逃げられる その１

　現在保釈中のゴーン被告に海外逃亡された。もちろん種々のコメントでは日本の送検の手続きとか刑事訴訟法の取り扱いに問題があるのだという論調も聞いた。でもそれが悪法なら悪法も法なのである。それを変えるかどうかは別の議論であって、とりあえず法治国家で法に背いてまで逃亡したのである。それは犯罪なのである。
　それにもまして日本ではお金さえたくさんあればエージェントに依頼して海外逃亡させることができる国なのだということが世界に知れ渡った。しかも本人が逃亡の正当性を記者会見までしようと言うのだ。これでは日本の面目は丸つぶれであり、ややもすると逃亡したこと（法を破ったこと）も正当化されてしまうんじゃないかと心配なのである。日本は法治国家であるということは世界にアピールする必要はある。今回の件は絶対許してはならない。

昨日 令和２年初外来

　昨日は令和２年の初外来でした。やはりこの時期、風邪、インフルエンザ疑い、そして急性ウイルス性胃腸炎などの患者さんが来院しました。年末年始にはどうもインフルエンザ流行が拡大する傾向があります。年末年始で会社や学校が休みなので地域的な拡大は幾分おさまるのですが、どうも帰省、旅行などで各地に流行が拡大分散するらしいです。
　結局、やはり毎年、猛威を振るうのは避けられないかもしれません。インフルエンザはウイルスであり通常のマスクでは通り越してしまうのでウイルス感染の予防効果はないと言っていますが、でも人の咳の飛沫は防ぐことができます。飛沫の中には大量のウイルスが混入していますので飛沫を吸い込まない分、感染するリスクは減らせると思います。100％の阻止効果はなくともリスク軽減するのでマスクも有用だと思うのですが・・・。

明けましておめでとうございます

　本日、令和2年の診療開始となります。
　今年も皆様の健康維持のお役に立てれば幸いです。

　平成の時もそうでしたが、元号の元年の年は決して「○○元年」という年賀状がかかれることはないですよね。まあ当たり前ですけど。
　それから今年はなにやら海の日、山の日、そして体育の日が今年だけ日程変更になるようです。突然言われても旅行業界やカレンダー業界などは困りますよね。ふう～今年もどうなるやら・・・。