白内障の手術以降、まだ何かと読み書き問題があるので、絵日記風のものしか書けない。
最初は一株五〇円で買った豆苗の一部を家庭菜園風に植えたもののその後についてだ。その植物の習性についての無知から植えるのが遅れ、路地ものの絹さやがどんどん出ても、わが家のそれは株のみはたくましく成長するものの花さえつける様子がなく、諦めていたのだが、ここへ来て赤紫の美しい花をつけ、それらがしおれたあとにかわいい実が現れるに至った。
そして、第一回の収穫に至ったが、その数10に満たないありさま。ただし、まだ小さい実や、花がいくつも残ってるので、おそらくこの三倍以上は穫れそう。まあ、遊びだから量にはこだわらず、自分の育てたものが実を結んだというだけで満足だ。
しかし、来年はもっと早く植えて、どっさり収穫するぞと意気込んでいる。
結実ついでに、眼科へ通う道すがらに見かけた琵琶と柘榴の赤ちゃんを載せておこう。
実を結ぶわけではないが、わが家の紫陽花は今年は随分勢いがよく、大輪の花をゴージャスに見せつけている。きっと花が終わった後の剪定がうまくいったからだろうと思うが、いつ頃、どのくらい伐ったのかの記憶が定かではない。来年はどうなるか。
洗濯干し場へ行く途中の野紺菊が一輪、慎ましやかに咲いている。紫陽花と違って何やら儚げな気配である。