歴史的にみて、パレスチナを一方的に侵略し、抑圧し、パレスチナ人を居住地域ガザへと押し込めたのはイスラエルの仕業です。イスラエルはかつてナチスによってなされた抑圧を、今やパレスチナで行っています。
今回のパレスチナからの攻撃は、積年のイスラエルからの抑圧への反撃です。西欧諸国は今回の事態に対し、いち早くイスラエル支持を打ち出しています。まるで、自分たちが公正な「第三者」であるかのように。でも、違うのです。今回の事態の遠因はまさに西欧諸国にこそあるのです。
彼らは2000年にわたってユダヤ人を迫害してきました。その頂点がナチスによるホロコーストでした。西欧諸国はそれを自分とは関わりがないとしていますが、それは違います。ナチスは西欧のユダヤ人迫害の突出した部分に過ぎませんでした。
西欧はその闇の歴史をどう始末したのでしょうか。なんということか、自分たちは一切その責任を負うこともなく、パレスチナ人の土地にユダヤ人の国家イスラエルを強引にねじ込むことにしたのです。
以来、イスラエルはそれに抵抗するパレスチナ(当然です!パレスチナにとってはイスラエルは突然やってきた侵略者なのですから)に対し、西欧の軍事支援を受けながら、ナチスばりの抑圧を展開してきました。ナチスによるホロコーストに反対する人は、イスラエルによるパレスチナへの侵略、抑圧行為にも反対すべきです。
とりわけ、第三者ヅラで自らの2000年にわたるユダヤ人迫害をパレスチナへの侵略で清算しようとした西欧諸国は卑怯そのものです。
以上の理由から、私はパレスチナの反抗を「造反有理」と認定し、これを支持します。
停戦云々がいわれますが、それはまずイスラエルによる侵略、抑圧行為の終焉が条件になるべきだと思います。