24日はちょっと小寒い天候だったが、それを除くと初夏の陽気である。
わが家には樹齢五〇年ほどのツツジが二本あり、双方が満開を迎えている。一本は白で家の南側、私の二階の部屋の真下辺りにある。もう一本は濃いピンクで、そちらは東側玄関の前、ガレージ横にあり、その距離は十数メートル程だろうか。
まさに満開 この右上が二階の私の部屋
私の部屋からみたツツジ
ベランダから身を乗り出して撮ったもの
はじめの頃は紅白がはっきり別れていて、白は全て純白であったが、いつの間にか、一枝の数輪が濃いピンクになったりし始めた。そして最近は、そうしたはっきりしたピンクもあるが、白い花に赤い斑入りのものが増えてきたり、全体が淡いピンクのものが出てきたりし始めた。これがけっこう美しい。
一方、濃いピンクの方はそうした色変わりの気配は一向にない。朱に交われば赤くなるというが、白に交わっても白くはならないということか。まさか、悪には染まりやすいがそこからの更生は難しいということでもあるまい。
バス通りにも面している
ツツジに囲まれている間に、桜ん坊が色づき始めた。かつては、開花はソメイヨシノより二週間ほど早く三月一〇日頃、桜ん坊の色づきはは五月一〇日頃だったが、年々早くなり、今年は二月末の開花、そして昨日ぐらいから食べることができるほど熟した実も見かけるようになった。
そこで今日は鳥害よけのCDを吊るした。近辺はすっかり市街地化して、ヒヨやムクを見かける機会は少なくなったが、それでも、桜ん坊の時期にはやってくる。
今日もCDを吊るしている折に、頭上の電線にヒヨが一羽やってきて、「余分なことをするな」とばかり抗議の鳴き声を発していた。
毎年、何回か収穫した後にはCDを外し、鳥たちに任せている。「それまで待てよ」といって作業を続けた。
これを書きながら、かつて「鳥」をテーマにしたSF風の小説を書いたことを思い出した。あれはもちろん未発表のままだが、原稿はどうなったろうか。PC前の手書きだったろうか、それとも、PCのどこかにあるのだろうか。それすら怪しい話だ。一度探してみよう。