六文錢の部屋へようこそ!

心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

鮟鱇(アンコウ)の肝を調理しながら・・・・。

2020-12-21 02:13:51 | フォトエッセイ
         
           これをラップで巻いて巻き簀で円筒形に整形

 鮮度の良さそうな鮟鱇(アンコウ)の肝が数百円で出ていたので即ゲット。今季、初見参である。というより、久しぶりの調理といって良い。

         
 先般、一人飯ほど気楽でいいものはないといったことを書いたが、デメリットもある。メニューの幅が狭くなるのだ。

         
 まず、仕入の都合がある。スーパーで売っている魚介や肉類は、たいていお一人様用には梱包されていない。最近、行きつけのスーパーがドンキに吸収されて、「メガ盛り」と称して肉など1キロ位のものも売っている。計算すれば、私のようにチマチマ買うよりうんとお値打ちだが、1キロも買ってどうするん?せいぜい200gほど使ってあとは冷凍保存?

         
             蒸し上がって常温で寝かせたもの

 もうひとつ、調理というのは表現活動と同じく、なにがしかの自己顕示を含む。そしてそれが意外と動機としてのウエイトを占める。それがなければ、「まあ、一人だから口に入ればいいさ」となりがちである。
 私がこうして大したこともないものをネットにあげるのは、自己鼓舞のためだとご了解いただきたい。

         
         
         
       盛り付け 上)切る 中)紅葉おろしと柚子を 下)ポン酢を張る

 といったわけで、今回はそのアン肝を作る過程を記録してみた次第。
 自己採点は85点。ナマモノであるからと慎重を期して若干蒸し時間が長すぎたかもしれない。中心部のしっとり感が失われたように思う。

          アン肝を招き傘寿のひとり酒  六

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 貧者の強がり食生活論 ステ... | トップ | 暖かかった冬の日の身辺雑記二題 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
結構、結構! (文科系)
2020-12-21 12:44:59
「なにがしかの自己顕示」結構! 「自己鼓舞(顕示)」こそ人の本質の一つとさえ考える。「他人に認めてもらいたい」「他人に褒められたい」は、人間の本質の一つ。これがなかったら、人類は恐らく滅びていた。マンモス狩り最初の頃、勇気を持って最前線で闘ったお人とか・・・。それがこういう性質のものであれば、どんどんやってと誰でも言うよ。

 僕が今填まっているのは、お酒はベネズエラのラム。Pamperoの「アニバーサリー(記念品だよね?)」と書いてあるが、安くて美味いんです。甘いけどきついラムなんだが、これは香りが最高。香りの良い酒って、ワインでも高いと相場が決まっているのだが、流石に今アメリカに苦しめられているベネズエラ品。安いんだよね!

 魚は「子持ちニシン」の丸干し。かなり大きなアジほどのが10匹入った一箱冷凍。買ってくるのは函館産品だが、この前のは一匹当たり250円で、これが美味いのなんの。とても美味い青魚に数の子の味を足したようなこの味は、僕には堪らんもの。

 野菜は何でも個性があって美味いから、また紹介して。先日は、高山出身の知り合いから「赤カブ漬け」、「伽羅蕗味煮(冷凍保存物)」、「蕪菜味煮(冷凍保存物)」を頂いたが、あっという間に食べてしまった。後二者はどうも、高山のご両親から受け継いだ冬の保存食のようで、なにか魚系の煮汁の味付けらしい。酒の肴、それも日本酒にとても合うのね! 最近の日本酒は、ファミマで売っている「立山」の純米吟醸です。米の磨き度は55%だったかな?
返信する
我流 (六文銭)
2020-12-23 01:07:01
>文科系さま
 多彩な食生活を送っていらっしゃいますね。
 私のものは天上天下唯我独尊流のはなはだしい我流ですから、普遍性をもつことはあまりありませんが、また何か作りましたら、載せてゆく所存です。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。