六文錢の部屋へようこそ!

心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

映画『ひろしま』 戦後の息吹が伝わる・・・・

2023-08-07 14:21:45 | 映画評論
 この時期、皆様に見ていただきたい映画『ひろしま』。1953年のものです。
 
 
 監督は関川秀雄。
 
 岡田英次、月丘夢路、山田五十鈴など往時のそうそうたる俳優が、汚れ役で登場します。
 音楽はこの翌年『ゴジラ』でやはり音楽担当をする伊福部昭。何となくその繋がりもわかります。
 
 
 ラストシーンをみると、CGのない頃、この膨大な民衆が熱気を込めて実際に参加していた事がよくわかります。
 
 投下後、8年、その凄まじさがまだ物語や歴史になってはいない頃の映画です。
 

コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 灼熱の日々の昼麺物語 | トップ | 村上春樹初体験 最新『街と... »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (花てぼ)
2023-08-08 17:53:20
写真、映画のほんの一シーン(それも瞬間でしょう?)なのに、みんな一同に凄い演技をされていますね。
返信する
Unknown (六文銭)
2023-08-09 00:04:41
>花てぼさん
 私の記事の最後に書きましたように、この映画、被爆後8年、まだそれが歴史や物語になっていない頃に作られました。
 またその前年に米軍の占領から解放され、やっとこれが公に表現できるようになったということもあります。
 ですから、一作品というより、これを残し、伝えなければという熱気にあふれています。
 未確認のため、書きませんでしたが主演級の月丘夢路は、ノーギャラでの参加だったということです。
 またラストシーンの万余の群衆も、広島市民の手弁当によるものだといわれています。
返信する
Unknown (花てぼ)
2023-08-09 20:24:50
「ひろしま」今日初めてみました。
殆ど、胸がすっきりする場面がなく、最初から最後まで張りつめてみました。
これはやはり、できるだけ多くの人に見ていただきたいですね。私のブログでも紹介させてください。
返信する
Unknown (六文銭)
2023-08-09 23:07:59
>花てぼさん
 日本人が戦争と平和、原爆について、一般的な観念や道徳によってではなく、地肌に染み付いた恐怖と憤りで発した時代の作品だと思います。
 貴ブログでのご紹介、ぜひともお願い致します。
返信する
Unknown (マリヤンカ)
2023-08-12 07:33:17
はじめまして、

花てぼさんに、教えてもらってこちらに来て、「ひろしま」を見ました。この映画を知ることが出来てよかったです。
恐ろしいシーンも含めて、映画としてはやさしい思いが籠められていて、良い映画ですね。
毎年、テレビで放映してほしい!そうなったら随分社会の空気が変わるだろうな、なんて思いました。
この映画がつくられた当時の広島の街の様子、
川の畔のバラックや、町を歩く進駐軍と一緒に歩く若い女性の姿、その数の多さなども印象的でした。
(私は1960年代に4年間広島で暮らしました。)

こちらのブログを初めて訪問し、
過去の記事を幾つか読ませてもらいました。
新しい本のページをめくる気持ちです。
楽しみが増えました。
返信する
Unknown (六文銭)
2023-08-12 15:14:10
>マリヤンカ様
 いらっしゃいませ。ようこそ。
 花てぼさんとは随分前から親しくさせていただいています。
 私が書きますものは、ジャンルが定まらず、とっちらかったままですが、またお気が召しましたら遊びにおこしください。
 今後とも、よろしくお願いいたします。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。