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牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

海の向こうと日本とでは、ビール会社も株主も記者も意識が違うようです。

2015-05-07 10:00:00 | 附属酒類経済研究所
                           
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株主意識の違いなのか、別の理由なのか。


休み明けの7日、ロイターでこんなニュースが。




AB InBev raises profit despite lower beer sales

AB InBev(アンハイザー・ブッシュ・インベブ)のビール売り上げ。出荷減にも拘わらず利益は増加。



早速、日本サイトを見てみたら、日本語で出ていました。ラッキー!



ビール醸造世界最大手ABインベブ、第1四半期利益予想超え

[ブリュッセル 6日 ロイター] - ビール醸造世界最大手アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)(ABI.BR: 株価, 企業情報, レポート)が6日発表した第1・四半期決算は、利益が市場予想を上回った。ブラジルや中国での値上げや好調な高級ブランドビール販売が、米国での出荷減を補った。

利払い・税・償却前利益(EBITDA)は既存店ベースで11%増の39億7000万ドル。ロイターのまとめた市場予想の39億3000万ドルを上回った。

1リットル当たりの売上高は7.5%増。値上げや高級ビールの販売が寄与した。

総販売量は1.2%減。米国での卸売販売量が6%減となったことが重しとなった。

ただ、価格が高めのビールの販売は好調で、「バドワイザー」の販売は6.2%増となった。とりわけブラジルや中国での販売が好調だった。


(当たり前のことですが)英語版を翻訳したものになっていますが、タイトルは違うんですね。

元サイトが「出荷減にも拘わらず利益は増加」としているのに対し、日本サイトでは「第1四半期利益予想超え」とより直接的な事実のみを書いています。

どちらでも良い気もしますが、記事の中身を見ると、キモは「1リットル当たりの売上高は7.5%増。値上げや高級ビールの販売が寄与した。」ことで、いわゆる高付加価値化が進んでいる、ということ。

その意味で、日本語のタイトルはそれを軽視している、とも。

ただ、考えてみると、日本のビール会社(のニュース)で「1リットル当たりの売上高」なんて指標はあまり見ません。

この辺り、ビール会社や株主や報道記者のみなさんの彼我の意識の違い、かもしれません。


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