きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

冷蔵庫のミステリー

2005-10-17 | その前の会社

うちの会社の奥には『sakeさんの部屋』と呼ばれる薄暗い部屋がある。
そこはかつては女子更衣室と呼ばれていた。今は更衣室と言うにはあまりに暗く、いろんな物置になってて、カビ&トイレ臭い。(時々流しの排水溝から隣の男子トイレの臭気が伝わってくる・・・)
さらに蛍光灯も切れかかっていて、ONにしてもなかなか電気がつかない。蛍光灯がつくのを待つよりも、サッサと着替えた方が早いので、私はドアを開けたまま自然光で着替える習慣がついた。(ホントに見られて困る姿にはなりませんが)

それはさておき、そこには小さくて古い冷蔵庫がある。これもまた『sakeさんの部屋』にふさわしく、全く手入れを怠っており、冷凍庫いっぱいに霜が張っている。ここは私の飲み残しのペットボトルor牛乳を保存するための冷蔵庫なのである。(会社の経費削減を考えると、もう無くてもいいような気もするのだが、誰も言い出さないので、まだ使っている)

ある日私は「これは霜取りをするべきではあるまいか」と思い立って、冷凍庫の温度を一番ゆるくした。そしたら、冷凍庫の霜がだんだんとけて、下の冷蔵庫は水たまりになった。
最初のうちは冷蔵庫の水たまりを、こまめに拭き拭きしていたのだが、最近はもう飽きてしなくなった。そして、冷蔵庫は水たまりをかかえたまま、私の飲み残しのペットボトル1本を冷やしている状態なのである。

私はいつものようにノドが乾いたので、sakeの部屋に入って冷蔵庫を開けて、ペットボトルのお茶を飲もうとした。そしたら今日はこの冷蔵庫の水たまりの中にコオロギが仰向けになったまま死んでいた。
(げげっ、見たくないものを見てしまった)と思って、一度は何も見なかったフリをして、冷蔵庫の扉を閉めたのだが、このコオロギと私の飲み残しのペットボトルが共存するのを想像したら、たまらなくなって、ティッシュを取りに行ってコオロギを恐る恐る捕まえて捨てた。

それにしても、不思議だ。
このコオロギはどこから冷蔵庫に入ったのだろう??
冷蔵庫はパッキンがついてて、そんな隙間は無いのに。

コオロギと言えば、1週間くらい前に女子トイレに居た。用を足す時にそのコオロギを発見したが、私はそのまま放置してトイレを出た。
考えてみれば、あれからあのコオロギは見ていない。そんなに隠れる所がない女子トイレ、あれからあのコオロギはどこに消えたのだろう?もしかしたら、冷蔵庫で死んでいたのはあのコオロギなのだろうか。

それとも、この会社の誰かが、わざとイジワルで「sakeの冷蔵庫」に死んだコオロギを入れたと言う可能性もある。可能性としてはあるが、やっぱり考えられない。そこまで陰湿な人が居るとは思えないし、軽いイラヅラをされるほど私はみんなから相手にされていない。

それにしても、どうしてなんだろう??

今日は、家に帰ってから、飲み残したペットボトルを例の冷蔵庫にしまい忘れた事に気付く。このまま翌日だと保存状態が心配である。(飲み残し3日目だから)
恥ずかしいけど会社に電話して、「私の机の上の飲み残したペットボトルを冷蔵庫に入れてください」と頼んだ。(言いながら、バカバカしくて自分で笑ってしまう)

さて、nanuさんはちゃんと冷蔵庫にしまってくれたのだろうか。
食堂の冷蔵庫だろうか、例の私の冷蔵庫だろうか。
やっぱり、朝、コオロギを始末しておいて良かった。あの冷蔵庫を開けて中から死んだコオロギが出てきたら、品位を疑われてしまう所だったよ。