昼休み、MTさんが「sakeさん、外に出る?」と尋ねてくるので、「なんですか?」と返事をすると、「お弁当買ってきてほしいんだ。」と言うのである。
ホイサッサ!!任せてください!
近くのスーパーまで運転して、駐車をする。
それだけの事が私をワクワクさせる。
そして弁当を買ってくると、自分の弁当を即効で食べ、また駐車の練習をする。
左バックもだんだん入るようになってきた。まだ左後ろの窓からの白線の角度でだいたいの雰囲気でバックしているから、隣に車がある所では怖くて実践できない。
今日の夕方、kekeは居間で眠そうである。
そして少しだけ仮眠を取ると言う。
もうじきテストなのだ。
今回のテストは珍しく気合が入っていて、約束通りPCもほとんどしてないし、ゲームの音もあまり聞こえてこない。扉が閉まっているから勉強しているとは限らないのだが、何となく今までとは気持の入りが違うように思う。
今、寝てしまうと夜勉強ができないと言う意味ですぐに起きるつもりでいたらしいが、やはりグースカ寝ているので、部屋で寝たら?あとで起こすよ、何時がいい?と言うと11時ごろと言う。
そして、1人でカレーを食べているとメールが入った。
K女史からだ。
何だろう?と思って読むと、どうやら現場のゴミ置き場からIさんの元ヨメさんとの写真が大量に発見されたそうである。(発見したのは下請けさんらしい)
ヌヌヌ・・なんとスキャンダラスな。
うちの会社の仕事で工事のお金を全然払わなくて、すっとぼけてるイヤな奴がいるのだが、その人は現場のゴミと一緒に紛れて昔の嫁との離婚の示談書を捨てていたそうで、それをIさんは発見してオドロキ桃の木サンショの木になっていたのだった。(それは今から半年前の事)
そして、今度は自分が同じ事をして、人に発見されたようだ。歴史は繰り返す。
離婚だけがバレた所で傷心なフリでもしておれば、「あの人もいろいろと訳アリなのだろう」と人はこの話を避けて通ったりするのだが、今のIさんは離婚と知られるや否や、ニコニコと今の彼女の話でもしそうでオソロシイ。
と言いながら、どこか火事場のやじうま的根性も働き、これからこの行く末がどうなるのか、他人事のように楽しめる自分もいたりする。
人をネタに楽しんではならぬ・・と思いつつ、私は【自分のしたことは自分に返ってくる】と言う時代劇の典型的パターンを見たい。こんな母子家庭で10年、それこそ男のオの字もなく仕事と家事以外の何をもなく毎日グルグル金と時間を回してきた。あまりにフザけた人間には「やがて自分に返ってくるのさ」とも思いたくもなる。
もっとも真剣に不倫で離婚してまで添い遂げる気持があるのなら、どんなバチが来ようと乗り越えられると思うがな。
そう、愛があれば。
でも、本当に愛を知っていたなら、こう言う離婚の仕方もこう言う写真の捨て方もできないだろう。。。愛って言うのは、ずっとじわじわ染み入るものであって、ある日突然終わってしまうものではないと信じたいから。
突然ある日に終わる事ができるだなんて、それは愛じゃないんだよ。