きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

タニタの本を読んで

2013-02-07 | 読んだ本
おでこのかぶれが塗り薬を止めたら、また復活してしまった。
先生からも「ステロイド剤なので長くは使えない薬」と言われていたので、ちょっとショックである。
診察してもらうと「もう1週間だけ使ってみて、ダメだったら違う薬に変えます」と言う。それはステロイド剤ではないけど、途中で1回血液検査をしなければならないとか。
自分の免疫機能はもうここまで落ちぶれてしまったのか。

そんな折、図書館で「タニタ式カラダのひみつ」を借りた。
(借りれるまでに1年近くの歳月を掛けたような気がする。)
健康になるための秘訣を科学で解いていく本である。

メタボに気をつけるように1食500kcalを目標にしましょうと言う。
そのためにはご飯は100グラム=160kcalが望ましいそうである。

私は炊飯器をあけて、ご飯を皿に乗せて計りにかけた。
(あらかじめ皿を載せて0グラムに計りを調整している。)

なんと、これだけ少なくよそっても130グラム。
という事は、100グラムと言うのは相当少ない。
ほんとに茶碗に軽くよそっただけ。

そして、作ったビーフストロガノフを乗せる。
ご飯が物足りないので、ついついたくさんかけてしまう。

しかし、これでも米130グラムである。
いったい、私は今までカレーで何カロリー食べていたんだろう。
ご飯は200グラムは超えてよそってるし、その上にさらにカレーを掛けている。
しかも最後に必ずと言っていいほど「あともう一口だけ食べたい」とおかわりをしている。
ご飯の食べ過ぎだ。

この本によると白米に頼らず素材や調理法の見直しで十分満足できる食事ができると言う。。。
本のめざす領域には遠く足元にも及びそうにないが、かすかに「何かを変えて行かないと」と言うメッセージが頭をうずく。

翌日、そんな訳で私は本屋に寄った。
パラパラパラと「弁当」の本を眺めた。
「おつまみ」の本を眺めた。

しかし、レジに持って行く勇気はなかった。


そして家に帰るとkekeはグースカ寝ているので、廊下の灯りをつけながら、鍋を煮た。
ご飯は炊き込みご飯の素を入れるだけの奴で焚いている間、風呂に入ることにした。

風呂に入りながら昔買った料理本を眺めた。

でも悲しいかな。何を作って並べたところで、好きなものだけそそくさと部屋に持ち込んで食べているkekeの姿ばかりが浮かぶのだった。

「見返り」

見返りを求めるのは本当の愛情ではありません、と言う。
私は「見返り」と言うテーマでしばらく前から長い長い論文を書かされているような気がする。

私は誰にも愛情なんてものを持ちえない人間なのかもしれない。
自分のことで精一杯なんだよ。
そんな事を思いながら、焚きあがったご飯とお鍋と昨日の残りものをコタツに並べるのだった。