一昨日はケンカした。
怒って言っている訳では無いけれど、kekeには嫌な文句に思うようだった。
ゲームをしている時間がそんなにあるなら、皿ぐらい洗ってくれと言ったのだった。
するとそんな時間はないだの、疲れてるだの言う。
本当に疲れていたらゲームもできないだろうと私は言う。
kekeがバイトに行くようになったのは良いけれど
やっぱりちゃんと勤めをみつけてほしいのだ。
するとkekeは「考えてないことは無い」と言う。
「それじゃ何をしようとしているの?」と言う。
「それは話したくない、いつだって話してアンタが認めたことがあるか?」と言う。
私は怖れをなす。
そう言うことで、それが現実的でないことが怖かったし、本当に「がんばれよ」と思えるようなことで無い様な気が薄々するからだ。
kekeは「現実逃避は必要だ」と言う。
「でもお前はあまりにその時間が多すぎる」と私は言う。
そしてkekeは布団を自分の部屋に持ち込んで鍵をかけてしまった。
そんな会話を思いだして、悲しくなった。
これがよその家庭のことだったら、どんなに楽だろう。
K女史のお兄さんはバイトを繰り返して、お金がたまると海外でサーフィンを楽しんでいるという。
「亡くなった母は最期に『思うように生きなさい』と言い残したのでまだそんなことをしてます。」と言った。
今さら誰に知られて恥ずかしいとも思わない。
自分がこの先どうなるかが怖いわけでもない。
だったら私は何を恐れているんだろう。
自分が死んだ後、kekeがどうなるか、その問題なのか。
いやいやそれもあるけれど、そうじゃない。
親は二つには割れないのだった。
今になってそれを知る。
私はkekeに優しくしたかった。
kekeも本当はそう言う場所がほしいはず。
でもそれをしてたら、誰がkekeに言うだろう。
その役割は誰も居ない。
誰も居ない。
それがとっても悲しかった。
誰にもできない。
誰にも頼れない。
それがとっても悲しい。
この家にいるのは1人と1人なのだ。
そのことへの反発。
憤り。
取り返しのつかない欠落。
それが自分を責める。
何の問題でもない、と誰かと思えたら。
私は車を降り、家に向った。
「今日は何か買ってきてくれないか、今日はちょっと疲れてた。」
ダメかなと思っていたけど、kekeは買い物に行ってくれた。
何を買ってくればいいの?と言うので、何でもいいよと言った。
皿はきれいに洗われていた。
「この肉、もう食べないと」とkekeが言うので「あぁやきそば作るよ」と言った。
あとご飯炊いておこう、と私は言った。
私は着替えた。
「kekeだけは、どうなっても幸せでありますように」
と思えたら、泣ける。
最後に思うのは、やっぱり何を置いてもそれだけ。
この先人生は謳歌する予定だけど、願いは。
kekeが惣菜を買ってきて、まだご飯が炊けてないので二人でやきそばを食べながらTVを見た。
久しぶりに何だか話した親子の会話。
穏やかな夜だった。
怒って言っている訳では無いけれど、kekeには嫌な文句に思うようだった。
ゲームをしている時間がそんなにあるなら、皿ぐらい洗ってくれと言ったのだった。
するとそんな時間はないだの、疲れてるだの言う。
本当に疲れていたらゲームもできないだろうと私は言う。
kekeがバイトに行くようになったのは良いけれど
やっぱりちゃんと勤めをみつけてほしいのだ。
するとkekeは「考えてないことは無い」と言う。
「それじゃ何をしようとしているの?」と言う。
「それは話したくない、いつだって話してアンタが認めたことがあるか?」と言う。
私は怖れをなす。
そう言うことで、それが現実的でないことが怖かったし、本当に「がんばれよ」と思えるようなことで無い様な気が薄々するからだ。
kekeは「現実逃避は必要だ」と言う。
「でもお前はあまりにその時間が多すぎる」と私は言う。
そしてkekeは布団を自分の部屋に持ち込んで鍵をかけてしまった。
そんな会話を思いだして、悲しくなった。
これがよその家庭のことだったら、どんなに楽だろう。
K女史のお兄さんはバイトを繰り返して、お金がたまると海外でサーフィンを楽しんでいるという。
「亡くなった母は最期に『思うように生きなさい』と言い残したのでまだそんなことをしてます。」と言った。
今さら誰に知られて恥ずかしいとも思わない。
自分がこの先どうなるかが怖いわけでもない。
だったら私は何を恐れているんだろう。
自分が死んだ後、kekeがどうなるか、その問題なのか。
いやいやそれもあるけれど、そうじゃない。
親は二つには割れないのだった。
今になってそれを知る。
私はkekeに優しくしたかった。
kekeも本当はそう言う場所がほしいはず。
でもそれをしてたら、誰がkekeに言うだろう。
その役割は誰も居ない。
誰も居ない。
それがとっても悲しかった。
誰にもできない。
誰にも頼れない。
それがとっても悲しい。
この家にいるのは1人と1人なのだ。
そのことへの反発。
憤り。
取り返しのつかない欠落。
それが自分を責める。
何の問題でもない、と誰かと思えたら。
私は車を降り、家に向った。
「今日は何か買ってきてくれないか、今日はちょっと疲れてた。」
ダメかなと思っていたけど、kekeは買い物に行ってくれた。
何を買ってくればいいの?と言うので、何でもいいよと言った。
皿はきれいに洗われていた。
「この肉、もう食べないと」とkekeが言うので「あぁやきそば作るよ」と言った。
あとご飯炊いておこう、と私は言った。
私は着替えた。
「kekeだけは、どうなっても幸せでありますように」
と思えたら、泣ける。
最後に思うのは、やっぱり何を置いてもそれだけ。
この先人生は謳歌する予定だけど、願いは。
kekeが惣菜を買ってきて、まだご飯が炊けてないので二人でやきそばを食べながらTVを見た。
久しぶりに何だか話した親子の会話。
穏やかな夜だった。