きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

夜の台所でハンバーグを焼きながら

2013-02-27 | ぶきっちょさんの家事一般
カキの栄養が体に行き届いたのか、朝から元気。(^O^)
更年期ではなくて、栄養不足だったのかも。

そして今日は家に帰ってハンバーグを作ろうと思い立つ。
ここ毎日お皿を洗ってくれるkekeの好きなハンバーグだ。

玄関をあけ、kekeに「ただいまー今日は何にしようかなー」と(本当は決まっているのに)言ってみると、ぬくっとドアから出てきて「もう寝る」と言う。

「これから作ろうと思ったんだよ、寝る前に皿洗いでもしてくれると。」
なぁんて、あまり期待せずに言ってみると、「いいけど寒い。」と言うのでエアコンを入れた。
皿を洗ってくれるようである。

そして私は買い物に出る。
ついつい余計なものも買ってしまうけど、その時その瞬間食べたいものをカゴに入れる、と言うこの行為が1日を満たしてくれる。

この後すぐ消費されるから、買った後で悔いることがほとんどない。
一つ一つが低価格だから、少々買いすぎても自分を責めずに済む。

唯一問題なのは・・・
この後買って帰ってから、もう作るのがイヤになる場合だ。

私はキュッと心を引き締めて玄関を開けた。
kekeはお約束通りもう寝ていた。

炊飯器のスイッチを入れて、作るは野菜スープ。
こま切れ野菜をコトコト煮ながら、ハンバーグをこねる。
そして、無事にやる気をキープしたまま両面を焼き、市販のハンバーグソースでしめじと煮込んで、できあがり。


そこで汚れた鍋や皿を見つめた。

そうなのだ。
私は大きな皿でよそった惣菜類も、残りが少なくなると小さい皿に移し変えたり、大きな土鍋で煮たおでんが少々余ると小さい鍋に移し変えたり、そう言う習性があって、洗いモノがついつい増えてしまうのである。

そして母の言葉を思い出した。
母は祖母(育ての親)の悪口よく言っていて、どうも私がその祖母によく似ていたようで、どうも小さい頃母に好かれていた感触がない(母はそれを晩年否定していたけれども)のだが、その祖母が家の中でも年中服を着替えていたそうだ。
それで洗濯物が増えるんだから!とよく怒っていた。

その習性、まったく私もそのまま引き継いでいて、1日に何回も着替えてしまう。
汗をかいたからみたいな(清潔な)理由ではなくて、「ちょっと寒いから」「ちょっと暑いから」「これは外行きの服だから」みたいなどうでもいい理由で、ひどいと1日に3回ぐらい着替えてしまう。

いや何って、皿を移し変えるのと、服をやたら着替えることが、何だか妙に似ている気がして、こんなどうでもいいことが私には非常に重要な「やらずにはいられない」事だったりす る 。
生理的に根付いているとでも言うか。

しかし母のあの言葉が脳内を駆け巡り、kekeが明日この皿や鍋を洗うかもと思うと、やはり萎縮する。
料理をすればするほど、皿も鍋も汚れてくる。
洗って汚して、洗って汚して・・・皿の山はあまりに虚しい。

すまん、keke。
明日もまた頼む。。。。なるべく・・・80%ぐらいの「なるべく」で。


こんなに悪い悪いと思いつつ、今ここで自分が洗おうとは決してせず、私はさっそくビールをプシュと開けて、ハンバーグを食べるのであった。。。

今日はもう閉店。おしまい。