「大往生したけりゃ医療とかかわるな（自然死のすすめ）」/中村仁一さん

昨日は本ばかり読んでしまった。
たかぎなおこさんの本は８冊読んでしまった。
マンガタッチだし、ついついもう１冊もう１冊と読んでしまって、kekeのお昼は買いに行ってもらった。
個人的には「浮き草デイズ」①～②が好きである。

それから「自然死のすすめ」みたいな本。
最近流行りなのだろうか？本屋でもよく見かけるし、図書館でも人気があるようだ。
その中で「大往生したけりゃ医療とかかわるな（自然死のすすめ）」と言う本が借りれた。

人間が食べられなくなることは、もう寿命が来ていることだと言う。
無理に口をあけて食べさせたり、鼻からチューブで栄養をとることは、拷問だと言う。
食べられなくなった時は、自然に死ぬままに任せるのが本人に取っては一番楽なのだと言う。
脳内にモルヒネみたいな成分が流れて、気持よくあの世に行けると書いてある。

どうしても父のことを思いだしてしまう。
もう父はお茶やポカリのようなもの、あとはゼリーのようなものしか口にしようとしない。
あとは嫌がってなかなか口をあけないのだ。

ほんのちょっと口を開けた時に、介護士さんは上手に食べさせてくれる。
それには本当に感謝している。

でも自分だったら・・・私は幼稚園の頃、キライなものを無理に口に押し込まれて、毎日のように吐いていたので、きっと自分だったら、吐いてしまうだろうなと思う。。。
たぶん無理に食べられないだろうなと思う。やる方もやられる方もしんどいことになるにちがいない。

しかし父を実際に「食べさせなくて良いです」とはとても言えない。
本を読んで「本人にとっては拷問に近い」と分かっても、介護士さんが一生懸命やってくれていることや、妹の気持もある。辞めればどんどん衰弱していくのは分かりきっているのに「それで良いです」とは言えない。

叔母さんも見舞った妹は「叔母さんより父の方がまだ元気だよ」と言うので、これからこの先の姿があるのだろうか。
こんな状態が少しづつ、何年も続いているのだから、いまさら何を思ってもしょうがないのに、この先のことはハッキリもう分かっているのに、悲しくなってしまう。
なぜ今さらなんだろう。

そればかりじゃない。

kekeのこともそうだし、他にもいろんなこと。
そのほとんどが、自分ではどうにもならないことなのだ。

この先こんなんばかりじゃ悲しすぎる？
でもこれが現実。


３日も休みがあると暇すぎて、泣けてくる。