きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

誕生日プレゼント

2018-01-03 | 息子keke
午前中に掃除を済ませ、バスに乗って買い物に出かけた。

kekeへの誕生日プレゼントは毎年現金を渡していたが、もう社会人になったので、今回初めてプレゼントを買おうと思ったのである。

駅ビルでセーターなんぞを見ながら「でも・・・着ないと無駄だしなァ」と思い、「そうだ!財布だったら気に入らなければ自分で使えばいいか」と思って財布を買うことにした。

フンパツしてみるか、と皮の財布を見てみると1万7,000円の値札がついている。(それはちょっと高いかなぁ~(+_+))と思ってウロウロしていると、別のワゴンで半額の値札の財布が見つかった。

見た目1万7,000円の財布と変わらない。
それを手に取ってみていると後ろから店員さんが「これは店頭に出していた財布なんです。」と言う。そう言われてみると、確かに少々傷があるようだ。
(息子の誕生日プレゼントに5割引きのバーゲン品って失礼かなァ)と悩みながらも、「1万7,000円は出せないし少々傷があってもいいか」とプレゼント用に包んでもらった。

そしてデパ地下で餃子を買い、黒酢豚を買って帰ってきた。
玄関を開けると「keke~~、デパ地下でおかず買ってきたよ。プレゼントもあるよ。」と言うとすぐにやってきた。
(何だろう?コワイなぁ)と言いながらプレゼントを開けて、財布が出てくると喜ぶかと思いきや、「これは無いわ。。。」とkekeは言う。

「サイフは無いわ。」
「なんで?」
「サイフはいつも身に着けるものでしょう。それが親からの財布ってありえない。」
「別にいいじゃん。腕時計もいいかなと思ったけどお前がするかどうか知らなかったから。」
「腕時計ならまだいい、ハンカチでもいい。財布はありえない!」
「なんで?」
「人にその財布どうしたの?って言われて母親からと言ったらマザコンだと思われる」とkekeは言い、「それもこのデザインはありえない」「返品しろ」と言う。

「じゃ、もう一度店に行って返品してくるか」と言うと、「その前に返品できるか電話してからの方がイイ」とkekeが言うので、電話すると「一度買った雑貨は返品できません」と言われる。

返品できなかったと言うと、kekeはレシートを見て「9,000円もするなんて、もったいない!」と言う。何年も前から食器洗い機がほしいと言っていたのに、その足しにできたのにと言う。
よりによって、どうしていつものように現金にしないで勝手にモノを買ってきたのか?!と言うので、「物の方が後で親の愛を感じるのではないかと」と言うと、「その頃には物なんて残ってないでしょう」と言い、言われてみれば、今の私の身の回りに親からプレゼントでもらったものは何一つ無いのだった。(+_+)


「皿なんて自分で洗えばいいんだよ」と私が最近消極的なのは、食器洗い機が壊れたら処分が面倒くさそうだからである。給湯器は仕方ないにしても、そういうでかい物が壊れるたびに人を呼ばねば解決しないのが煩わしいのである。
kekeがどうしても欲しいと言うなら買えばいいけど・・・できるだけ家電とか、壊れた時に自分だけで解決しないものは身の回りに置きたくない。その対応で休日がつぶれてもったいない。

という訳で私は・・いつか買うつもりで水栓もそれ用に変えていたのが・・・最近はもう消極的。。。

kekeはそのサイフをネットで調べて、「意外に評判がいいらしい」と言ってフムフムと見だした。「でもライブ用ならいいけど、普段使いにはやっぱりこれは無いな。」と言う。

「いいよ、私が使うから。」
そして私はこの男物の財布をこれから使うことにした。
「それも想定内だったし。」と言った。

デパ地下の餃子と黒酢豚は、値段通りおいしくて、kekeはフフフと笑い出した。

「それじゃ来年の誕生日は、ちゃんとしたうなぎでも食べに行こうかな。」と言うと「それがイイ」と言う。

サイフは心底、5割引きの方を買ってよかったと思った。