きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

雪が降る

2018-01-23 | 今の会社
事務所に居ながらも雪はどんどん降り積もって行った。
私は何度も窓の外を見ながら、社長が帰ろうぜと言うのを待っていた。

事務所には私と社長きりである。みんなはこうなる前にもう帰ったのかもしれない。
社長はトイレから出ると、「そろそろ帰らなくていいのか?」と言う。

「社長は、どうやって駅まで行きますか?」と尋ねると、「女房がスタッドレスの車で迎えに来るから平気」と言う。

そう言うことだったのか。。。(*_*;
最後の頼みの綱も切れ、私はリュックを背負い、雨合羽をかけ、吹雪に向かった。
もちろん、バスはもう何時になるか分からない。私だったら、「sake君、駅まで乗っていくかい?」位の事は言うのに。。。と思いながら、幾つか先のバス停を取りあえず目指す。そこまで行けばバスの本数が増えるので、バスもそのうち来るだろう。。。。

しかし、道は超渋滞で、車らは全く動いていない。むしろ歩いた方が早いのだ。
これでは駅まで付けてもらうのはどの道無理だった。私は南極をサバイバルする横井庄一さんになりきることにした。
「いつかは家にたどり着く!」と歩き出す。バスや電車が止まってもいつかは家にたどり着くのだ。

まだ雪が柔らかいので、滑る心配は無い。ズボッズボッと歩いて一キロ位だろうか、乗りたかったバスが見えた、すると女の子二人ががここから乗せてくれと交渉しているのだ。ドアが開く。私も一緒に乗り込んだ。途中で見つけた犬ぞりとでも言おうか、ラッキーだった。

しかし乗ったはいいが、バスはなかなか動かない。あちこちで車が立ち往生しているのか?窓の外はハザードランプの車ばかり。解説者が居ないので何が起きているのか分からない。
しかしここから歩くには事なので、様子を伺いながらバスで待機。やがてはバスも少しづつ動き出し、街中に出た。

ここからなら、歩いても30分である。歩くつもりだったが、ここでも運良くバスが来てくれて、一キロ位で済んだ。
家に着く、有難い。
kekeも会社から歩いたそうで、間もなくは帰ってきた。

やはり熱は上がってしまった。
今日はほんとに休もうと思う。
少しでも雪が解けてくれることを願うばかりだ。