きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

私は真実を知っている

2018-01-09 | 今の会社
課長が事務所に来ると言った。

「オレ、暮れに飲んだ時途中から記憶がなくなってね・・・カァちゃんに「かぶってるの誰の帽子?」って言われたんだよ。」
「えっ!記憶がなかったんですか?!」
「そう。」


そうなのだ。
あの時、確かに隣で課長は日本酒をいい感じに飲んで、(いつもは一次会で帰ることも多かったのに)2次会も行きましょうと言うと一緒に来た。

二次会の店まで歩きながら「課長も何か歌いますか?」と尋ねると、「チューブのあぁ夏休みを歌う」と言うのだった。
そして、二次会のカラオケスナックでまたもや課長の隣だったので「チューブ入れますか?」と尋ねると歌う歌うと言い、真っ先にあぁ夏休みを思いっきり立ちあがって歌ったのだった・・・・。
(いつもはカラオケでも歌わない方の人なので「あぁ今日は酔っているんだなぁ」とこの時思う。)

課長は今日の飲み会でも「暮れの時、知らない帽子をかぶって家に帰ってしまった」という話をみんなにした。(今日の飲み会は暮れの飲み会と同じメンバーだった)いったいどこの誰の帽子だったのだろう?という話をして、「え!本当に記憶を無くすほど飲んでいたの?」と皆が口々に驚くほどで「ちょっと明るかったけれど、普通だったよね?sakeさん」とAさんやnanuさんが言うのだが、私は(えぇ~?)と苦笑するばかりだった。

I山さんが「sakeさん、○○年生まれでしょ?!」と勢いづいて言うので、私はちょっぴり誇らしげに「いいえ、私は早生まれなので○○+1年生まれです。」と答えると「それじゃ違う」と言う。

何が違うかと言うと、今年2018年、昭和○○年生まれの人は「何をやっても八方塞がり」の三重苦のような年回りらしいのだ。会社に来ている小冊子で見たというので、二黒土星とかああいう占いなのかもしれない。とにかく今年はその○○年生まれの人は八方塞がりのとんでもない年だという事を知り、慌てふためいたI山さんは、神社でお祓いをしてもらいお守りを5つも買って身に着け、同級生にも配っているそうである。
(そんなものと違って良かった。遅くに産んでくれた母に感謝したい。)

そして課長の話である。
「いや、暮れに飲んだ時の記憶が全然なくて、誰かの帽子をかぶって帰ってしまったんだけど、知ってる?」と尋ねるが、誰も心当たりのものはいない。何でも女性用の帽子だったそうである。

「帽子かぶってなかったっけ?」
「自分のニット帽はポケットに入っていたんだよ。」
「二次会にはそんな帽子かぶるような(女)はいなかったな。」
「一次会で隣のテーブルの帽子をかぶっちゃったんじゃないの?」
「全然覚えてないんだよ。」


・・・・・

実は二次会の後、私は課長とnanuさんと駅まで歩いていた。
そして、普通に歩いていたが、カラオケの時と言い何となく課長のテンションがいつもと違うなァと感じつつあった。

nanuさんはLINEを開きながら歩いていた。
そこに黒い帽子が落ちていた。
課長は何気にそれを拾っていた。

そしてしばらくして課長を見ると、その帽子が頭に乗っていたのだ。

私はその頭を見ながら、どう突っ込んでいいのか分からなかった。

「あれ~?それ落ちていた帽子ですよぉ?」
「あれ~?それは課長の帽子ですか~?」 

いったい何と言えば良かったのだろう。
確かに一瞬前に、黒い帽子が落ちていた。
そしてそれを手に取っている課長の姿はあった。
普通だったら、それで「帽子かぁ」とまた手離すだろう。
そう思っていたら、次に見た場面では何故か課長がその帽子を頭にかぶせて歩いていたのである。

細切れに考えれば、たぶんあの帽子を課長が拾ってそのまま頭にかぶせたのだと思うが、「落ちていた帽子をあなたは、たった今かぶりましたよね?」と言うタイミングを逃してしまったのである。
そこをとがめるよりも、「まぁ別にいいか・・・」と思って、そのまま無難に何も気がつかないフリをしてしまった。
またその行動があまりに自然だったため、一緒に歩いていたnanuさんも気がつかなかった。

そしてLINEを送ったnanuさんは「やっぱ、もう1軒みんなと行ってくる」と行ってしまった。

私は課長を見た。
女物の黒い帽子(ちょっとロシア風)をかぶっている課長を。。。
でもそれを見つつ「その帽子、あなたのではありませんよね?」と指摘する勇気がなかったのだ。
(それにちょっと何だか面白い)

二人で電車に乗った。
私は途中の駅で「それでは失礼します」と降りて行った。

そしてロシア風の女物の帽子をかぶりながら、うたたねしつつある課長を横目にホームの階段に向かったのだった。。。

2月になれば

2018-01-09 | 今の会社
昨日は寒かった!!

さすがの私もエアコンを入れた。
お昼にkekeが「何か食べたい」と言い、やきそばを作ることにしたが、あまりの寒さで台所に立ちたくなかったのだ。
それぐらい寒かった昼。

雪が降ってもおかしくないのでは・・・と思いながら家を出た。
会社にお年賀を収めるためである。
別に夕方引き取って車の中に入れておいて、明日持って行っても良かったのだけど、鉢植えも気になる。

お菓子屋さんでお年賀を引き取って、会社に向かうと秀クンの車があった。

秀クンに「少しは休めましたか?」と言うと開口一番「休んでないよ」と言う。

「4日から仕事してるからね。」
「そうですか。」

業者さんからのお年賀が幾つかきている。
来るたびに秀クンは言ったのだろう。「会社は9日からだけど、自分は4日から仕事をしている」と。
そして事務所はラジオが掛かっていた。

「sakeさん、3日も来たの?」
「えぇ、Aさんが4日から年始回りしたいと言ってましたから。」
近所のお菓子屋さんで買ったお年賀は2週間しか日持ちがしないものだったので、2度にわたって運んだのである。
地元のお店を応援すべくここの店にしたのだが・・・お年賀で賞味期限2週間はやっぱりキツイかなぁ。来年はどうしよう。

そして年賀状の仕分けをして帰ることにした。

「あれ?社長も来てますか?」
「昨日の夕方ごろ来たよ。」

車を出し、1000円分だけガソリンを入れ、ホームセンターでスリッパ(LLサイズ)を買い、kekeが「一緒に買ってきて」と言うざるを買う。うちのザルは新しいのに交換してくれと言われてから3年ぐらいは経っただろうか。「もっと大きいスリッパ買ってくる」と言ったらザルもと言われた。ザルは案外500円ぐらいで買え、もっと前に買っておいても良かったと思う。
まな板もザルも新しいのを買ったが、まだおろしていない。
台所を片付けよう。しかし、まだ寒い。

芯から冷える体をお風呂で温める。
たぶん、このままいい加減に料理して今日も終わるのだ。
あぁやりたくない・・・と思いながら、ひじきを煮て、ポテトサラダを作る。明日からの弁当用である。
ほうれん草も胡麻和えにする。

そして夕飯はレトルトカレーにした。(いただきもの)
「たまにはいいか」とkekeと食べる。もう寒いから。
これから1ヶ月はこの寒さが続く。
でもあと3週間ちょっとで2月になる。2月になれば日差しはまぶしくなり、うっすら春の気配がしてくる。
もちろん雪も降るかもしれないが、それでも春の予感がするだろう。
それだけで気持はぐんぐん上がってくる。梅も咲く。
まだ寒くても、春の予感が気持ちを変えて行く。

あまりの寒さで雪にならないかと心配したが、雨のままで良かった。