きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

宇野千代さん

2018-01-17 | 女だから思ったこと
昨日は上原愛加さんの本と、宇野千代さんの本をパラパラ読んだ。

前に読んだ家の書棚にある本だけど、何年も経ってまためくってみると新たな発見があるものだ。

そして二人の本には両方とも「幸せは何かがあるから幸せではなくて、自分の心次第」と書いてある。
物事には必ずプラスとマイナスが表裏にあるので、その楽しい方に着目する。そして周りの人に感謝しながらニコニコしていると、アクシデントを良い方向へ導いていくことができるらしい。

そう言えば私は最近、感謝することを忘れていたかもしれない。
今、本が手元に無いので引用ができないが、またもう一度読み返してみよう。


私は宇野千代さんのことを思った。

宇野さんは60代の頃、25年結婚していた元夫さんと別れたそうである。
(それはどんな気持だったのだろう)とずっと想像していた。

元夫さんと別れると決まってから、二人の会社が倒産してしまって、それはそれは二人で「その時こそ二人の心が一つのなったことはありません」と言うようなことが書いてあった。
それでもやがて元夫さんは家を出て行き、その時も宇野さんは元夫の荷物を一緒に準備したそうである。

それを初めて読んだ時は「どうしてそんなことができるのだろう?どんな気持だったのだろう?」とずっと思ってきたが、案外それはできなくはないことかもしれない。

宇野さんは、誰が何と言っても幸せだったのだ。

元夫が出て行こうと、自分が二本の足で立っている、その気持は変わらなかったのだ。

そんな周りに振り回されるような安っぽいチンケな幸せ感などではなかったのだ。

幸せとは、今日おいしくご飯が食べられたり、
今日ゆっくり眠れたり、今日周りの人との会話が楽しかったり。。。。

そういうことで充分、幸せになるのだ。(^o^)
それが本当に自立するということなのではなかろうか。



ちなみに宇野さんも失恋した後こそ、うんとオシャレしたそうです。