きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

年金かぁ

2019-06-14 | 巷の話題

香港でかなり大きなデモがあったか、してるんだかと聞いたけど、この3日間の朝のニュースでは一度も見たことが無い。

私の時間帯がたまたまそうなのか、もっぱらやっているのは老後に2000万必要だというニュースと、今日は69歳の女性が車で子供の列に突っ込んだ(?)という交通事故のニュースである。


ここで老後の2000万円について、私の持論を述べたい。

私は専業主婦で厚生年金を掛けてない時期があったり、働き始めてからもついこの前までたかが年収250万程度のものなので、年金の掛ける額も少ない。だから当然もらえる額も少なく、年金なんとか便によると、月で割ると10万程度のようである。

当然、これだけでは老後暮らしていけないと私は早くから考えて、役所に「年金だけで暮らしていけない場合はどうすればいいですか?」と訊いてみた。すると役人さんの返事は「そういう人は生活保護があるから心配しなくて大丈夫です。」という返事だった。

私の想像するに、こういう風に「年金だけで生活できない人」というのは、一昔前ではレアなケースだったのではないかと思う。
年金制度というのは、夫婦が二人で末永く仲良く暮らし、旦那さんの方は年収にすると400万だの500万だのを稼ぎ、そこそこ年金も差っぴかれていて、年金をもらえる年になったらそれだけでどうにか慎ましく暮らしていけるように作られていたのではなかろうか。

ところがどっこい、最近は私のように途中で離婚する人が増えてきた。私より少し下の世代になると就職も困難になり、ワーキングプアも増え、年金も払えなかったり、払えるほど働けなかったり、働いていても私のように掛け金が少ない人が大量に出てきた。

昔だったら、男であればある程度の収入が保証されていたが、今はそれもない。年収300万を切っている男性もこの時代は多いことだろう。。。。となると、たしかに!年金だけでは暮らしていけない人が続発するのだ。

その人が老後になって、一斉に「年金だけで暮らしていけません」と生活保護を申請したらどうなるか・・・?生活保護となると莫大な費用が掛かるわけで、この国の財政は破綻にまっさかさまに落ちていくのである。

・・・・それを想定し始めて、今こうして「皆さん、年金だけでは足りませんよ、皆さんそれを考えて今から気をつけていてくださいね」と注意しはじめたのではなかろうか。

私は勝手にそういう風に解釈している。
だから、50代以上で、年金制度のモデルケースのように働いてきた熟年の老夫婦までもがあわてふためく事ではないと思うし、ましてや今の政権の責任ではないのでは?

原因を言うなら、この制度ができた時代と、今の時代の家族や仕事のあり方があまりに変わりすぎてしまってその制度ではフォローできなくなったのではないかと思うのだ。
(企業年金も止めている所が増えていると聞くし。。。)


今は当たり前の核家族だけど、そのうち核家族はお金持ちだけになり、庶民はまた親子孫で暮らすケースが増えていくような気がしている・・・と言うか、そうでもして肩寄せ合って暮らしていかないと、生活が成り立たなくなっていくのではなかろうか。。。

一言余計かもしれないが、私の父は「収入を上げるのは簡単なこと」と言い、「それは人より多い時間働くことだからね」と言っていた。
これが果たして今の時代に合っているかどうかは分からないが、私の頭にはこれがとてもインプットされていて、日本がこうして経済的に世界から取り残されているのも、休む権利ばかり主張しているからなのでは?、と勝手に思っている。

休みを取れば、必ず生産性は落ちるのだから、そりゃよそに比べたら負けるよね。そうしてお金も稼げなくなった上に、年金ももらう人ばかりが増えているのだから、破綻もするでしょう。

そんなことは、モノを知らない私ですら想像できるのに、今更ながらニュースでギャアギャア言う事なのだろうか・・・それより、香港のデモはどうなったのだろうか。