やっぱり一人になると考えてしまう。
「いいじゃないの、こういう人だからどの道いつかはお別れが来たのよ。」と頭では分かっている。それにお金を無くした訳でもないし、住む場所がなくなった訳でもない。生活はいつもと何も変わらない。
あれは21年前の離婚の時だった。
私は父の運転する車の助手席に乗っていた。どこからかの帰り道だったのだろう。
父が私に言った。
「お前の方は、やましいことが無いから(堂々とできて)いいじゃないか。」
そう言った。
(そんなことないよ・・私が悪いからこうなっちゃったのかも・・・)
父が「いいじゃないか」という意味がよく分からないまま、車は走っていった。
お父さん・・またこんなになっちゃったよ。。。
別にどうしても必要なものでもあるまいに、そういうことも平気でできる人なのに、自分のふがいなさに泣ける。
今この瞬間だけを輪切りにしたら悲しいミジメな私。
でもこの先はどうなるか誰も分からない。
人生は終りまで分からないのだ。
批評したがる人は、今この瞬間のその人を切り取って判断しているだけ。。。
たとえ、この状態は変わらなくても、満足している自分に近づくことはできる。
この山を越えたら、次は何が見えるか、楽しみにしよう。。。