いつもカタカタとキーボードを打つだけの職場。。。
窓も日が当たらない窓で、これというものも見えず。。。季節を感じることもなく、また今日もこうしてカタカタ打っているだけ。。。
これでは俳句の一句も浮かばざりけり。。。(-_-;)
そんな今日、ある業者さんが課長に挨拶にやってきた。今度うちと仕事を組むことになったらしい。
「sakeさん、おみやげもらったよ~」
包みをあけてみると、どら焼きと最中のセットがふた箱も。賞味期限を見ると、どら焼きは明日まで。
「賞味期限が近いので、課長ひと箱もって帰りますか?」と言って持って帰っていただいた。
(それにしても賞味期限が明日までかぁ・・)と思って、よくよく見ると上野のどら焼き屋さんのようで、持ってきて頂いた方も上野の業者さん。
・・・わざわざそれを今日買って差し入れしてくださったということは、これは有名などら焼きなのでは?!
そう思って、検索してみるとやはり有名などら焼きのよう。
「課長、これは有名な「どら焼き」屋さんのどら焼きのようですよ!」
そう言って、一つあけて、2人で半分で食べてみると「何となくおいしい~~」
和菓子、今まであまり食べなかったけれど、俳句や季語の影響で食べてみたくなる~~。^^
(しかもこのどら焼き、原材料もシンプルで自然な材料ばっかり)
そう言えば、歳時記の中に「桜漬(さくらづけ)」というのがあって、「八重桜の花や蕾を塩漬けにしたもの。(中略)桜湯として祝いの席に用いられるほか、炊き込みご飯などに混ぜたりする。」と書いてある。
桜が散った後でも、桜漬のお湯やご飯を食べて、桜の余韻を楽しむ・・・こういう日本の感覚っていいなぁ~~!と思う今日この頃なんです。(^_^;)余談ですが。。。
そういうものを読んで「あぁこういうのいいなぁ~」「季節を感じるって生きる喜びにつながるよね」とか思うと、今まであまり興味が無かった和菓子もその延長線上にあるような気がする。味わって食べてみたいよね。
(あと二つ残ったどら焼き、秀クンでも食べないかなぁ~)と思ったら、丁度帰り際に秀クンが帰ってきたので、↑かくかくしかじか、どら焼きどう?と言うと、明日Y子ちゃんと食べるよ!と言って、残ってるどら焼きも最中もみんな持って帰ってしまった。。。
でも、その前に二つキープしておいたんだ。^^
今日はもう夕飯食べちゃったけど、明日の昼間おいし~く食べようっと。^^
最後に今日の一句。
どら焼きを皆で分けるや春夕焼
:
まてよ?(-_-;)「皆で」「分ける」って当たり前かな?
どら焼きを分けて手をふる春夕焼
(実際に手はふって無いけど^^;)
どら焼も虎焼きもきてお中元 飯島晴子
などという例句を見つけました。ここでの季語はお中元、ですが。
食べ物俳句OKですね^^v
私も1句だけ入選句があります。
「夏料理」という季語を使ってですね。
またいずれインスタにもあげようと思っています。
それはさておき、どちらかと言うと、最初の「どら焼きを皆で分けるや春夕焼」の方が良いと思いますね。
「皆で」をもっと具体的に書いちゃってもいいのかも。例えば「社長と」とか。
しかし、それでも、「ああ、そうですか」と言われて終りのレベルかな。
というのは、そこにポエムが無いからですね。所謂「報告文」ということになってしまう訳で。
ポエムがある情景・・難しいですね。
例えば、春夕焼を観ながら息子さんと半分ずつにしてどら焼きを食べました、という場面にするとか。
季語を下五に持って来て着地するよりもいっそ上五に持ってきて、
「春夕焼吾子と分け合ふどら焼きよ」
ってすると、ささやかな親子の暮らしなどが見えてきませんか^^?
これは「取り合わせの句」になりますね。
でも、これはsakeさんの暮らしぶりを存じている私が書いているだけで、まだちょっとポエムには遠いかなという感じかな。
まあでも、季語を頭に持ってきて協調するのも一手かなとも。
なっちゃん先生がよく指導されている一手ですね♪
で、2番目の句は「分けて・手をふる」って言う動詞が2つも入っているのでモタツク感じですね。
1句に動詞は一つの方がいいと、これもなっちゃん先生が^^。
また、実際にないことでも、失敗しない、見破られない、ならOKなんですって^^vこれはかつての句会の先生の指導でした。
またお勉強、復習させていただきました^^♪
たしかにご指摘の通り、ひねりの無いそのままの句になってしまいました。報告文ですよね。
私としては、有名などら焼きだとわかって、みんな喜んで持って帰ったよ、という気持ちとうららかな雰囲気を出すために「春夕焼」という季語に決めたんです。(^_^;)でもあまりに事実に忠実過ぎて、ポエムがないですよね。
なっちゃん先生が、どこかで遠近法の話をしていました。最初に遠い場面から、カットを替えて近くに距離を移していく・・どなたかの作品を褒めていらしたのだと思います。それって逆はナシですか?近くから遠くへカットを写すのはまずいのか?となると、やはり春夕焼は頭なのかな??迷いはつきません。
先ほど起き抜けに目に留まった句がありました。
(片山由美子さんの名句鑑賞アルバムより)
眠る子の足裏見えて盆地蔵 井上弘美
これなんて、足の裏を書きながら、お坊さんの講和の全体の雰囲気が分かる感じになってますよね。(写真がそこについていることもあるのですが)
と言うと、このどら焼き春夕焼ももっと、違うカメラアングルがあるのかなぁ~と思ったり。そもそもこうして他の方の句を読むと、自分を含めた大きなカットってあまり無いのかな?どこかにピンポイントをつけて、そこを表現しているような風にも思います。
理系で?石頭の私はそこを突き抜けるのがたぶん難しい。すごく高い壁のように思います。
一茶さんだったかな?句は何度も何度も推敲すべしみたいなことを言われた方がいらしたそうですよね。このどら焼きの句はまだ推敲が足りない気がします。たしかに二つ動詞が続く句はないかぁ・・・どら焼きにピンポイントを当てて、もっと比喩が良いのかなぁ~?(^_^;)
結構有りますよね。それだけを見ても
四季のある日本。季節のモノを利用して
というのが 染み付いているでしょうね~
そういうの 良いですよね(^^)
和菓子は確実に季節を表す世界に誇れるお菓子と思っている私。
練り切りや寒天でコーティングしたお菓子を1つ1つ丁寧に作り上げる芸術品だと思ってます。
有名店でない街の和菓子屋さんも常に工夫しているのがすごい!
と感じ入る私です。
「今日このごろ」で思い出すのは向田邦子さん。
4姉妹が出てくる作品でこの「今日このごろ」という言葉を扱ってましたね。
向田邦子さん 美人で才能あふれる方。
大好きでした💛
この桜の時期に、業者さんからいただいたお菓子で、桜の風味がするおせんべい(あられ)とか、桜のワッフルとかいただいて、「あぁ~桜を味覚で味わってる~~」とうれしくなってしまいました。^^
これからまた水羊羹とか、ひんやりデザートも出てくるでしょうね。
今まで洋菓子ばかりだったけれど、和菓子って季節感があって、デザインもいろいろで見るだけでも見て楽しんで、食べて楽しめる感じ。^^
会社にいてお菓子をいただく機会も多いから、これからは和菓子も楽しもうと思いました。
また何かいただいたら、紹介しようっと。(^o^)丿
でも、季節感は和菓子ですよね。何となく「欧米の文化は進んでいる」と思い込んでいたような気がします。
着物よりウェデイングドレスに憧れたり・・・和菓子より洋菓子の方がおいしいと思い込んでいたり・・・畳よりもフローリングの部屋のがオシャレだと思っていました。
でも年を取って・・・畳の方が足腰冷やさないで過ごしやすいと思ったり、和菓子は季節やデザインに外国には無いものがあったり、着物もしかり。
今まで日本って、ダメだダメだと思いこんできたけれど、良いところがたくさんあって、私らが卑下してそう思いこんでいた部分が大きかったんですね。
観光だって、アニメだってよそに負けないものがいっぱいあって。
それに和菓子はカロリーが低いのも魅力ですね。^^世界に誇れるお菓子ですね!