旧約聖書の最後の預言書である「マラキ書」が、出てから長い沈黙の時がながれた。
イスラエル国家はローマ帝国の属国になっていた。
その統治形態は、敗戦後の日本に似ている。
戦勝国米国のGHQ総督マッカーサーにおうかがいをしながら、日本政府は日本人を統治していた。
これと同じように、イスラエルの王が、ピラトというローマ帝国のイスラエル地方担当提督におうかがいしつつ、自分の民族を治めていた。
王国ではモーセがとりついだ律法をもとにしたユダヤ教が発展し、国教として堅固な地位を占めていた。
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イエスはこのイスラエルのガリラヤ湖周辺のナザレという寒村で、大工として生活していたが、
ある時、奇跡を行い、霊界の事柄を述べ始めた。
故郷ガリラヤ地方で、彼に学びたいと望む若者12人が弟子になった。
そしてイエスは、弟子をひきつれて首都エルサレムに進出した。
日本の歌謡曲に「花の東京のど真ん中・・・」という歌詞がある。
彼は、多数の参拝者がつどい集る「花のエルサレム神殿」の広場で、霊界理論を語りはじめたのだ。
(続きます)