鹿島春平太チャーチ

「唯一の真の神である創造主と御子イエスキリスト」この言葉を“知っていれば”「天国での永生」は保証です。

パラダイスは宇宙空間のどこかにある

2022年06月24日 | 永続確信のための聖書解読

 脇道に入るのはできるだけ避けたいが、前回の話に、「パラダイス」がでてきた。 

  この用語は、説教にもよく使われるので、ここで吟味していこう。 

 

パラダイスは天国だと思っているクリスチャンが多い。 

 牧師さんなど教職者にも多い。 

  

<天国でないことは確か> 

  

 どこにあるかを特定することは難しいが、天国でないことは解読できる。 

  ヨハネは福音書で、マグダラのマリアが復活のイエスに会う場面を記している~ 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

   彼女(マグダラのマリア)は(墓場で天使に)いった。 

『だれかが私の主をとっていきました。どこに置いたのか、私にはわからないのです。』 

 

 彼女はこう言ってから、後ろを振り向いた。 

すると、イエスが立っておられるのを見た。 

しかし、彼女にはイエスであることがわからなかった。 

 

 イエスは彼女に言われた。 

『なぜ泣いているのですか。誰を探しているのですか』 

 彼女はそれを、墓の管理人だと思っていった。 

 

・・・・(中略)・・・・ 

 

イエスは彼女に言われた。 

『マリヤ・・・』

 彼女は振り向いて、ヘブル語で「ラボニ(先生)!」といった。 

 

「イエスはマリアに言われた。 

『わたしにすがりついてはいけません。わたしはまだ、父のところに上っていないからです』 

               (ヨハネの福音書、20章14-17節) 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

 

 

 ~ここで「父のもと」とは天国である。 

 まだそこにのぼっていないから「すがりついてはいけない」理由はこの聖句からはわからない。 

 

 だが、このとき(復活の姿を見せた日曜日)に、イエスがまだ天国に上っていないことはこの聖句からわかる。 

 

 そしてイエスは金曜日に、イエスに「天国で私のことを思い起こしてください」といった(悔い改めの)犯罪人と共に、パラダイスに上っている。 

  ということは、パラダイスは天国ではない、ということだ。 

 

 天国でないなら、それは「宇宙の中のどこか」である。 

  

<イエスの空中再臨で復活> 

  

 その後、イエスが天国からこの宇宙の中の空中に来て現れる(いわゆる再臨)ことは決まっている。 

  イエスに頼った者は、このとき新しい身体に復活してイエスに会う。 

 

 それまでの間、(悔い改めた)犯罪人はパラダイスにいるはずだ。 

  そのことから、パラダイスとはこう推察される。 

 

 イエスを信頼した人間が、「死んでのぼって、イエス再臨までの間、安息する場所(空間)」だと。 

 

 <「天国に凱旋」は間違>> 

 

 数日前にもFacebookで、牧師さんからのこんな告知を見た。 

 「***牧師先生は、(なくなられて)天国に凱旋されました」 

 

 「天国に凱旋」のフレーズは日本では定番になっている。 

 

+++ 

 

 だけど、「クリスチャンは死んだら天国に超特急、不信者は地獄に超特急」なんて、聖書に書いてないよ。 

  こういう台詞がプロの教職者によって繰り返されることは、彼らが聖書をいい加減にしか読んでいないことをあらわしている。 

 

 このままでは彼らの叫ぶ「日本のリバイバル!」はほど遠いだろう。 

 

(続きます) 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする