鹿島春平太チャーチ

「唯一の真の神である創造主と御子イエスキリスト」この言葉を“知っていれば”「天国での永生」は保証です。

復活の身体は生前の肉体とは異なっていた

2022年06月25日 | 永続確信のための聖書解読

 

 本筋に戻ろう。 

 

 弟子たちは、復活のイエスを「目で見ても」、それがイエスだと受け入れられなかった。 

  理由の一つは、生前と身体が変わっていたことにあるだろう。 

 

+++ 

 

 イエスの復活の身体が異なっていただろうことは、次のことからも推定できる。 

 

 イエスの処刑後、弟子たちは、ユダヤ人たちが自分らを襲うことを心配して、一つの部屋の入り口に鍵をかけて潜んでいた。 

そこにイエスが、扉も開けないで入ってきている。 

 

その状況を、ヨハネは次のように記している~。 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・

「その日、すなわち週の初めの日(日曜日)の夕方のことであった。

 弟子たちがいた所では、ユダヤ人(の襲撃)を恐れて戸が閉めてあった。 

 

イエスが来られ、彼らの中に立って言われた。 

『平安があなたがたにあるように』  

            (ヨハネの福音書、20章19節) 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・

 

 ~この「扉をすり抜けて入ってきた」ことも、大きな意味を秘めているが、そのことは次回に吟味する。 

 

 とにかく、目の前に現れたイエスを、弟子たちは、霊を見ていると思った。 

 様態が異なっていたからだろう。 

  

<霊だと恐れた> 

 

 ルカはつぎのように記している~。 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

「これらのことを話している間に、イエスご自身が彼ら(使徒たち)の真ん中にたたれた。 

 彼らは驚き恐れて、霊を見ているのだと思った。 

 

するとイエスは言われた。 

『なぜ取り乱しているのですか。どうして心に疑いを起こすのですか。わたしの手や足を見なさい。 

        ・・・・(中略)・・・・・ 

 霊ならこんな肉や骨はありません。』 

            (ルカの福音書、24章36-40節) 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・

  

 ~聖書には明言されていないのだが、このイエスは、生前の肉体を持っていたときのイエスの、そっくりそのままの再現ではないはずだ。 

  その姿形(スガタカタチ)は生前のイエスのままであったかもしれないが、身体の素材は異なっていたはずだ。 

 

  生前の肉体のように、肌も見た目ではすべすべしてはいなかったかもしれない。

 目尻にもしわはなかったかもしれない。

 

  とにかく、生前とは異なっていた。 

  だから、弟子たちは「霊を見ている」と思ったのだ。 

 

+++ 

 

  扉を閉めていたのに、入ってきた。 

 この事件にも深い意味が含まれているが、次回に吟味しよう。 

  

    (続きます) 

 

コメント
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