鹿島春平太チャーチ

「唯一の真の神である創造主と御子イエスキリスト」この言葉を“知っていれば”「天国での永生」は保証です。

比喩用語「いのちエネルギー」の効果事例

2022年06月29日 | 永続確信のための聖書解読

 

まだ前回の続きである。 

 

復活のイエスは、閉じられた扉か、あるいは壁を通り抜けて部屋に入ってきた。 

これを物理(学)的事象に投影させて、比喩理解したい。 

 

だが、その前に、比喩理解というものの事例をみておこう。 

筆者自身がやってみた体験事例である。 

  

<「いのち」というキーワード> 

   

 聖書には「いのち」という語が頻繁に登場する。これは聖書論理の中心概念だ。 

  にもかかわらず、この語は明確に定義(別の言葉で言い換えること)されることはなく、今日まで来ている。 

 

 霊感の卓越した人はそのままでわかるかもしれない。 

 だが、われわれ一般の人間にはその意味はわからない。 

 

 それ故に、その語を用いた聖書の論理も、漠然としてわからない。 

  筆者もそれに悩まされ続けてきた。 

 

 <エネルギーのような概念だなぁ> 

 

 長年悩まされてきたなかで、あるとき一つの雰囲気が浮かんだ。 

 「いのちって、エネルギーのような感じの概念だなぁ」というオーラだ。 

 

 そこで、思い切って、「いのち」を「いのちエネルギー」と言い換えてみた。 

 

 <霊は充電式乾電池> 

 

  それは、電気エネルギーをイメージすると、特にわかりやすくなるのだが、「いのちエネルギー」の名のままで思考を進めた。 

 

 まず「いのちエネルギー」は創造主より被造界にあまねく放射されている、とする。 

  そして、人の霊を充電式乾電池のようにイメージしたら、次のような理屈が浮上した。 

 

+++

 人の霊は意識体でもある。

 そこで、その意識の波動が創造主の言葉のそれと共振・共鳴するほどに、充電は効率よくなされる、と考えた。 

  共鳴しなければ、「いのちエネルギー」は、その人の霊を素通りしてしまって、その霊は充電不全になる、とイメージした。 

 

 <言葉を受け入れれば意識波動は共和的に> 

 

 そのように考えると、「イエスの言葉を心に受容すると、霊がいのちを得る(得て活性化する)」という聖書の論理が、わかりやすくなった。 

 

 イエスは「自分の言葉は父なる創造主の言葉でもある」という。 

 

 言葉は意識波動をもっている。創造主の言葉は、創造主の意識波動を持っている。 

 それを心に受け入れれば、その人の意識波動と創造主の意識波動との共鳴度は上昇する。 

 

 そうなれば充電式乾電池(霊)はよりよく充電され、活性化するだろう。 

  こう理解できたのだった。 

  

<著書で使ってみたら> 

  

 筆者はその解読を用いて、『聖書の論理が世界を動かす』(新潮選書、鹿島春平太)を作成した。 

  この本は、聖書本としては異例によく売れた。 

  

 そして発売後二年ほどたった頃から「この本の比喩説明を用いたら説教が楽になった」との牧師さんの声を一人ならず、間接的に聞くようになった。 

 比喩的理解の効力を体験した事件であった。 

 

 (続きます) 

 

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